どーも、未定の女です2【銀魂】

52魂 ページ25

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『次の方どうぞ』


私は今、病院に来ている。冒頭からしてもちろん患者ではない


実は私、看護師の助手をしているのだ。副業程度なので大怪我の手当などはできないが、軽傷の処置など、ある程度は任せられている


まぁ、私が副業を始めたのもちゃんと理由があって

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「今日もこれだけアルか」

「仕方ないよ神楽ちゃん」

机上に並べられているのは食パン1枚ずつ

「そうだぞ。いつもこんなんだから、たまに食べる卵かけご飯がうめぇんだぜ」

「毎日こんなんじゃ栄養偏っちゃいますよ」

「仕事もっと探してこいヨ」

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とまぁ、こんな経緯があったわけだ。食べ盛りの子供が食べれてないって、そりゃ由々しき事態


いや、そもそも社長が仕事取ってきたら済む話なんだけどね。やべ、めっちゃイライラしてきた


「おい！痛ぇよ！！」


『あっ、すんません』


採血のために二の腕を縛っていた紐を緩める


「ったく、なんでブスなのに看護師やってんだ！」


『え、なに？永遠にお眠りしたいの？』


看護師やるのに顔関係なくね？看護師全員かわいいと思うなよ



『お腹すいた』


お昼休み、何かうまいものはないかと街を詮索していると、前方から見知った顔が


『んんん？？』


「げっ」


「む」


『銀時、だよね？なにしてんの』


服装も、いつもの着流しの格好じゃなく女物の着物。髪型は、カツラをつけて2つくくり。顔にはファンデーションやら口紅やらを塗りたくっている。これじゃまるで…


『…女装癖？』


「ちげぇよ！ふざけんな！オカマバーの手伝いみたいなもんだ」


『そういうのはヅラのが似合うんじゃね』


「ヅラじゃない！！桂だ！！」


『はっ！？待ってお前ヅラだったの！？』


さっきから横にいたけど、ずっと女だと思ってた。え？まじでこれヅラなの？


「なんだ。ガン見しおって」


…なんというか、女として負けた気がする。


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