どーも、未定の女です2【銀魂】

43魂　海の水がなぜしょっぱいかだと？オメーら都会人が泳ぎながら用足してくからだろーがァァ！！ ページ15

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「もっとよってくれ！キツイ！」


『誰だ今私の尻触ったやつ！料金発生すんぞコラ！』


「主張の激しい尻がワリィんだよ！静かにしろお前ら！！」


「アンタが1番うるさいよ！」


私のお色気ヒッチハイクは失敗し、只今車の中に寿司詰め状態。5分10分たっても捕まりませんでした。もう心折れるよね


その後、妙ちゃんが「私に任せてください」って男3人+犬1匹を犠牲に車ゲットしたんだけど、やり方がもう殺人犯予備軍。


「げっ、元気出せよAちゃん！その尻で捕まえれる男もそのうち出てくるって！」


同情って刺さる。そもそもこれが同情なのかさえ危ういけどな



せっかく捕まえた車も、暴れる私達のせいでお釈迦に。運転手さんほんとすんません


「ったく使えねー車だぜ」


「ほんとアルよ」


クズすぎんだろこいつら



「あづ、い」


陽炎たちめくアスファルトの上を永遠に歩くのに、ゴールの海はまだ見えない。照りすぎだろ太陽。すごいのわかったからお前ちょっとひっこんでろよ


「みっ、水をくださっ、」


「暑い、もう、ムリだ」


『もっと頑張れよ貧弱』


「誰しもがAさんみたいに図太いわけじゃないんですよ」


『ケンカうってんな』


軽口叩ける余裕あるじゃねぇか


「お、おぃぃA。おぶってくれぇぇ」


『嫌だけど』


死にかけの声の主は銀時。心なしか髪の毛が更に白くなったように見える


「たっ、頼むぁぁぁ」

　
『わかった、わかったから離せ！』


ついには足に絡まってきた。必死な顔が軽くホラー


「あ"っ、あ"ァァァ」


『水やるから耳元でその声やめてくんない！？』


背後霊につかれた気分。60キロ以上の成人男性をおぶる女性って何それ？普通逆じゃね？


「あっ、海！！」


「「えっ！？」」


『ぐえっっ』


海が見えたとわかった瞬間の男共の行動は速かった。その姿はさっきまでの屍とは思えないほど。私？私は背負ってた銀時が私を飛び越えていったせいで首をやりました


あいついつか絶対呪おう



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