ラムネ【Fischer's】~Episode2~

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あなたの前から消えて1ヶ月以上経った。





私は東京から北海道に引っ越し





自然を題材に趣味で写真を撮り





出版社に投稿したりしていた。





今日は確か諒がアマゾンから帰ってくる日。





無事に帰ってくるんだろうか。





楽しんできたのだろうか。





会えないあなたを思いながら





有明の月を写真に収める。





北海道の夜明けは寒い。





けれど、自然と月のバランスが程よく写真に収められて満足した。





撮った写真を確認し、出版社に投稿することを決めた。





投稿する時は必ずラムネという名前で投稿した。






あなたの目に私の写真がとまればいいのに。






なんて淡い期待を抱く。






あなたが事実を知って事務所と話を進めて






結婚できればいいのに。






嫁クロード、結構なりたかったよ。






冷たい空気の中深呼吸をする。






冬と春が混じり合った不思議な匂いがした。






もうすぐ春が来る。






って、あなたのところにはもう来てるかな。






こっちで桜が咲いたら写真を撮ろう。






あなたが後ろから声をかけて来る気がするから。

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