33話 ページ34
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『ファンクラブって....ファンクラブ!?』
「声が大きいよAくん!!!!」
「今ころんが一番声でかいぞ」
ちょっと照れくさいのか慌てて私の口元を抑えるころんくん。さとみくんの言った通りころんくんの声で周りの目が一瞬こちらに注目された。
「...それで、普通科の子達が主に活動してるみたいなんだけど」
沈黙の後、ゴホンと咳払いをしてなんくんが続ける。
「アイドル科の生徒と交流持ってる子達も少なくはないからクラスの時間割は筒抜けなんだよね...」
「そうそう、それで1部の子達は俺らが校門から出るところを出待ちしてるねん」
『そ、そうなんだ....皆人気なんだね』
「せやろ〜!?俺おもろいしスタイリッシュやから女の子達がほっとけへんのも納得よなぁ!」
「違ぇぞ、今のジェルだけじゃなくて皆に向けて言ってるから」
「そーだそーだ!!面白いだったら僕と被ってるし!!」
どうやら女の子達が出待ちをしていて皆困っているらしい。
人気、と聞いてやんやと張り合っているジェルくんやころんくんを見ているとどうやらファンクラブがある事自体は満更では無いらしい。
「お前ら能天気すぎだろ...俺は早く帰りたいから勘弁だわ」
ジェルくんところんくんが人気争いをしてなーくんが宥めている横でさとみくんはそんな2人を見てため息をついた。
『さとみくんはファンクラブ嬉しくないの?』
「それは別にいいけど...あんまりパーソナルスペース踏み荒らされると調子狂うっつうか」
『パーソナル...?』
さとみくんは時折難しい言葉を使う...
2人とは違いあまり乗り気ではなさそうなさとみくん。確かにさとみくんはフランクに女の子達とワイワイするタイプでは無いかもしれない...
「女子と話すと気ぃ使うじゃん、何話せばいいのかわかんねえし。だから苦手っていうか....」
「こらさとちゃん、皆応援してくれてるんだからそんなふうに言わないの!」
女子が苦手だ、と話すさとみくんに後ろからポン、と頭を軽く叩く莉犬くん。
「お前は俺の母ちゃんか...!」
莉犬くんに怒られて少し拗ねるさとみくん。
当の莉犬くんはそんなさとみくんのことを気にせず頭に手を置き続けている。
『莉犬くん、ノート終わったの?』
「うん!るぅとくんの怒号を浴びながらね」
「莉犬!?言いがかりやめてよ!」
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話が脱線して中々内容が進まなくて申し訳ない...2000文字は足りないですね...!
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そう(プロフ) - あ、あと一票で100票はいる... (2021年12月23日 16時) (レス) id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
まめ。 - お、面白いです…!男装ってめっちゃ刺さるんですよ!面白いです!応援してます!これからどうなるんでしょうか…!?更新楽しみに待ってます! (2021年5月28日 19時) (レス) id: c2bd66bf63 (このIDを非表示/違反報告)
Violet - 読ませていただいています、どうもVioletです。突然ですがこの作品最高過ぎませんかwww男装女子ってところがすっごくいいです!すとぷりメンバーの嫉妬とか可愛いですwww…私素晴らしい作品発掘したなwww!これからも更新無理せず頑張ってください! (2021年4月6日 17時) (レス) id: 873704ca1a (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ。(プロフ) - コメント失礼します!夢主ちゃん危なかったねーこっちまで焦ったよー?作者さん!更新応援してまーす!失礼しました! (2021年4月4日 14時) (レス) id: da7d26c245 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - ヨゾラ。@空色さん» ヨゾラ。さんありがとうございます...!ころちゃんが気づいた時の反応が気になりますね笑 是非これからの展開にご期待ください...! (2021年4月4日 11時) (レス) id: b8182772ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ | 作成日時:2021年3月15日 11時