第二百八十四話 ページ3
〜カナside〜
あたしの過去を全て晒してから二ヶ月程たった今日。
五年生「六年生がなんだ〜!!」
皆んなで話していると、そんな声が聞こえた。それも多数のな。多分、五年生のやつらがあたしら六年生に対しての不満をぶつけ合っているんだろうな…あたしらもよく尻拭いさせてる身だし。
乱太郎・きり丸・しんベヱ「あ゛…」
猪名寺「いや…あの…」
摂津の「み、皆さん…」
福富「う、後ろ…」
そんな自覚のないやつらが、あたしの少し前で五年生に、威圧感増し増しで立っているわけだが…まぁ、あたしも人のこと言えないと思うし、仕方ないか。ちなみに、あたしは威圧感を出してないつもりだ。
潮江「俺たち六年生がなんだって〜?」
五年生「ヒィーーッ!」
摂津の「せ、先輩方…ど〜してここに〜?」
凄く冷や汗をかいてるな、きり丸。まぁ、そうなるよな。あたしらの話をしていたのは、一年生のこいつら三人では無さそうだが、聞いているから変わり無いとでも思ってるんだろうな。
善法寺「今実習から戻ったところなんだけど…」
七松「それよりお前たち、面白い話をしてたようだな。」
中在家「どういうことだ?」
そう、あたしたち六年生は、ちょうどさっきまで実習に出ていた。その帰りに皆んなで今の今まで話していたところだったのだ。
不破「いや、その…」
鉢屋「どうもこうも…」
立花「六年生にはもう我慢できないとか何とか…」
食満「そう言ってたか?しんベヱ。」
留三郎め、自分の直属の後輩に聞くとは、卑怯だよな…まぁ、一番この事を吐いてくれそうなのは、こいつな訳だし、仕方ないのかもしれない。
福富「…へ?」
五年生「シー!」
乱太郎ときり丸も緊迫感ある顔してるな。でも、そこで五年生が止めたとて、意味ない気がするけどな…
福富「言ってました!」
乱太郎・きり丸「しんベヱ!!」
五年生「ダァ」 ←お約束の転け
ほら、予想的中。しかし、あたしにもそんな風に思われてるとはな…あたしは、こいつらみたいに五年生に対して悪い様には接してないはずなんだが…
潮江「フッフッフッ、面白い。」
食満「俺たちと勝負したいようだな。」
潮江「いっちょやってやるか!」
七松「その勝負、私も乗った!!」
五年生「うぇ…」
.
49人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*:.。.kana.。.:* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2023年10月2日 1時