〔９〕END ページ29
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カーテンの隙間から差し込む光が眩しくて、目を開ける。
涼『起きた？』
『…りょ、うくん？』
涼『おはよ』
目の前には制服姿の涼くんがいた。
『うっ……』
頭いたい…
はじめて経験する頭の痛みに、ぐっと顔をしかめる。
たしか、昨日はサークルの飲み会で。
上手く断れなくて、勧められるがままにお酒を飲んで…
それから…えっと……
あれ？
どうやって帰ってきたんだっけ？
『ねぇ、涼くん』
涼『ん？』
『私、いつ帰ってきた？全然記憶になくて』
涼『いいよ。Aさんは知らなくて』
彼は爽やかな笑みを浮かべながら、水の入ったグラスを差し出した。
涼『じゃあ、俺学校あるから先行くね？Aさんも遅刻しないようにね』
ヒラヒラと手を振って、今日も名前に負けないほどの爽やかさを振り撒きながら出ていく彼を見送る。
時計を見ると時刻は7時過ぎ。
今日は悲しいことに1限からある。
私も準備しなきゃ！と、慌ててベッドから飛び起きた。
.
そして、その日の昼休み＿
顕嵐「二日酔い？」
『全然思い出せないんだよね、昨日のこと』
学食でばったり顕嵐くんと会った。
『ねぇ、顕嵐くんなんか知らない？』
昨日の新歓に参加していた彼なら何か知ってるんじゃないかと思って、昨日のことを聞いてみるけど、
「さあー？」なんて言われて、はぐらかされてしまう。
顕嵐「あ。でも、お前の彼氏怖いな」
『え？どういうこと？』
顕嵐「橋本に言っといて。飲ませたの俺じゃないって」
私が首をかしげると、顕嵐くんは楽しそうに笑いながら
顕嵐「Aは知らなくてもいーよ(笑)」
なんて、今朝の涼くんと同じことを言った。
.
どうやら私には、
まだ知らない彼の顔があるようです。
【episode３＿優しい彼が怒るとき】END
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年上彼氏 - 意気地なしシンドロームってなんとなくですが、セクゾの名脇役入ってますか? (2020年6月12日 19時) (
レス) id: 865e89e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 秘め事は、どこから見れますか？ログインすればいいんでしょうか…？ (2020年5月6日 0時) (レス) id: aa68e5a62c (このIDを非表示/違反報告)
riyona(プロフ) - 匿名希望さん» 秘め事は5月中パスワードを外しています。ご自由にご覧ください。 (2018年5月26日 20時) (レス) id: 5a9baba37b (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - ログインしてないのでメッセージ遅れないです。返信待ってます。 (2018年5月26日 18時) (レス) id: 65034c8742 (このIDを非表示/違反報告)
riyona(プロフ) - 匿名希望さん» ボードからご連絡いただけますでしょうか？誰もが見れる場でお伝えしてはパスワードの意味がありません。「メッセージ」でお送りいたしますので、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 (2018年5月26日 6時) (レス) id: 5a9baba37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅりゅ
| 作者ホームページ：https://twitter.com/ryuryu_movie?s=09
作成日時：2018年2月19日 13時
