封印された一般人【呪術廻戦】

喰らい尽くす者 ページ10

五条side


Aが寝る寸前に吐き出された呪霊は、Aの足元をグルグルと回って少しずつ体を大きくしていく。見た目がグロテスクだったソレは少しづつ形を生していき、やがてAを取り込んだ時と同じサイズまで膨れ上がった



五条「やっぱりね、道理でこの間の任務でオマエを見つけられなかった訳だ」

「腹が減ったナァ…」

五条「流石だね、まだ腹が膨れないのか」

「オイシいのはだレダろうね」

五条「会話は成立するのか」

「見つかッタネ。せっかぐココマデ来たのに」




その呪霊___



____通称 餓鬼は、Aの身体を守るように纏わり付きながら呪力をぶつけてくる。勿論当たりはしないけどね





五条「そんなにAが大事なの」

「Aはやざじいこダカラ、傷つける奴は食べなきゃ」

五条「ふむ、段々自我が戻ってきてるね」




そろそろかな……？





『ん"ッ……!!うっわ！何コイツまた出てきてんじゃん!!』

五条「目が覚めた？早速だけど餓鬼しまってもらっても良い？」

『は？しまうってどうやるの。モ○スターボール持ってないんだけど

帰ってこいピ○チュウとか出来ないですけど？』

「カえる？」




スっと口の中に戻って行った餓鬼と、再度嘔吐くA。まぁ、口の中に異物が飛び込んできたらそりゃ嘔吐くよねー





『マジでアンタだけは殺す』

五条「おー、怖怖」





まぁ、中にいる呪霊とも話せたしこの子はどんな扱いになるのかなー。多分特級呪霊取り込んでるからそれなりの扱いになるんだろうけど、普通の生活には戻れないだろうね


未だに椅子をガタガタするAを見ながら、この先のことを案じて溜息を零す




五条「さ、紐痛いでしょ。解いてあげるから止まって」

『遺言はそれでいいな』





その後暫く一方的な攻撃が始まったのは言うまでもない

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