封印された一般人【呪術廻戦】

一般人と特別処置 ページ32

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自室のトイレで吐いたことは覚えてる。その後気がついたら蔵の前で倒れていて、それをこのスーツの人、七海さんに拾ってもらったらしい。




そして傍らには五条先生と頭を抱えた学長がいる





一体何があったんだ……



そんなことより




『なんで私拘束されてるんですかね』




がっちりと腕を後ろで拘束されて、足首にも拘束具が施されている。部屋一面には蔵に閉じ込められた時のような御札が、所狭しと貼られている。はたから見たら極悪犯と同じ風貌をしてると思う



華のJKにこんな事するなんて……鬼畜共め






五条｢おはようA！七海に拾ってもらってなかったら今頃また封印されてたよ｣



ガチャガチャと拘束具を外そうと動いていると、七海さんが口を開く



七海｢虎杖くんとはまた別の呪いの子ですか｣

『あの、そろそろ手首痛いので外してもらっていいですか』

七海｢嫌です｣




どうやらこの人も鬼畜らしい。
ジンジンと痛む手首と、気持ち悪くなるほどの空腹感、倦怠感。無意味な抵抗をすることをやめて、目の前の人間たちが口を開くのを待つ



五条｢それにしても面倒なことしてくれたね。A｣


『…』


五条｢どうしてあそこで倒れてたか覚えてる？｣


『覚えてないです』


五条｢まぁいいや。Aはしばらく僕の監視下に置くことにするよ｣



夜蛾｢悟も気付いていると思うが、既に今回の件は上層部にまで回っている｣


七海｢私は虎杖くんの事があるので手は貸せませんよ｣




五条｢大丈夫大丈夫、いざとなったらAは死んだ事にするから！｣




トントン拍子で話が進んでいる中、不穏な単語に耳を疑う。死んだ事にするなんてそう簡単に出来るものなのか、さも当然のようにそれを受け入れているほか2人も末恐ろしい

流石呪術師、頭のネジが飛んでいる。私も大概人のことを言えないが、ここまでぶっ飛んだ人間は初めてだ

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