おい誰かこの爆弾魔止めろ！！【d！】

爆弾 37 ページ37

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『あたまいたい……』


ni「Aは馬鹿なん？」


『うわぁー!!兄さんがいじめる!!』


ut「僕の胸かそか？」


『うわぁー!大先生がかっこよく見える
!!』








酒樽を1つ飲み干した辺りから記憶が無い。絶対やらかしたし、なんならトントンに滅茶苦茶怒られたと思う



だってこんなに怪我してるもん



酔っ払いいじめるのトントンくらいだもん









ni「べそかくまえに始末書」

『あい……』







まだアルコールが抜けてないのか、呂律が回らない。情けない返事を聞いて大先生はニコニコしてるし、兄さんはケラケラ笑っている

兄さんは多分私が脱走しないかの監視役。大先生はこの後用事があるからいいとして……









『ひとらんはどうしてここにいる????』

ht「なんでだと思う？」

『私が好きだから』

ht「は？」

『まじでごめん』









目がガチだった。下手したら殺されるヤツだコレ

ひとらんの手元にある救急セットには、たくさんの包帯と消毒液。生傷だらけの私の手当てだろうなぁ…


ペ神は昨日の試験での片付けと、医療具の買い足しに行ってるはず



昨日トントンたちと取り押さえに来た時に、誰かにマーシャルアーツされたと思ってたけど、あれやったのひとらんか









『トントンにやられたところが痛かったです…っと。よーし、兄さん始末書終わったよー』

ni「ひとらん、やってええって」

ht「はいはい、痛むかもだけど自業自得だからね」







ガーゼに消毒液を染み込ませて、傷口にあてがう。じんじんと痛む傷口






ni「顔がうるさい」

『い゛ぎｨ……』

ht「ちょっと笑わせないで…」


『らんちゃんそれは痛いッ!!!』







下唇を噛み締めて変顔したら傷口叩かれた



何とか手当も終わり、大先生に連れられるまま部屋を後にする。廊下であったゾムには、柄にもなく心配された








zm「大丈夫やった…？昨日エグいくらいにシバかれとったけど…」

『あー…酒飲み過ぎて記憶ないから大丈夫』

ut「トントンにしばかれとるのにゲラってたもんな」

zm「完全にサイコパスやったもんな」

『ゾムに言われるって相当じゃねぇか』








駄弁りながら衣装部屋に入る。華やかなスーツと、綺麗なドレスが沢山ある。正直そこまで数はないが、どれもオーダーメイドの特注品だ。






ut「さ、今回はどれ着ていきます？」

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