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愛してた ページ7

お互いの唇を離した。



触れた唇が疼く。


そのせいでうまく笑えない。


伸ばしたつま先はそのまま。






「A」


彼が私を引き寄せる。


見えたままだと彼の音が聞こえない気がして


目を閉じた。


彼の鼓動がすぐ近くで聞こえる。


それに続く言葉は何となくわかってしまった。






ああ、その言葉を口にしてしまえば______









「愛してた」

愛してた→←愛する



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作者名:都空 | 作成日時:2017年4月6日 17時

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