ずっと好きだったよ T.F

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yuta side






玉「出発しま〜す」




北「ほーい、ありがとなー」





玉の車久しぶりだな〜なんて言いながら

外の景色眺めてるミツと

規則正しい寝息立ててる俺の後ろに座ってる人





北「すんげー気持ちよさそうに寝るじゃん笑

いやぁ、でもやっぱ綺麗な顔してんなぁ」





そんなこと言っちゃって

でもその言い様は彼女じゃないっぽいな






玉「...その人、ミツの彼女さんじゃないでしょ」




北「んー？まぁなー」




玉「どういう関係？」




北「知り合いの彼女.......に、なりそうな子？笑」




玉「...？」




北「ま、多分いずれ分かるんだけどね〜」






いや、余計わかんないし気になるな



何だかモンモンとしながら

ミツが降りるところに到着してた






北「あの駅からまーっすぐ行ったら

でっかいマンションあるじゃん、あそこの隣のとこ」




玉「あー、おっけおっけ」





じゃ！よろしく〜って呑気にポッケに手入れて

さっさと帰っていっちゃった





「んー...」





ミツがいなくなったから

いつの間にか後部座席に横になって寝てる女の人






玉「なんか...、やばいな」





ちょっとはだけてて、少しいけない想像しちゃいそう


いかんいかん


でも俺だって男だしアイドルにだって

そういう感情あるんだからね


...と、少年裕太が出てきたところで

我に返ってミツに言われた場所まで車を走らせる






玉「あのー...」




「くかぁーーーーー」





さっきの色気はどこへ？とでも言いたくなるくらい

爆睡しちゃってて

例のマンションに着いたはいいものの

簡単に触れる訳にも行かず苦戦中






玉「あのすいませーん、そろそろ...」




「ん...」




玉「え、ちょ、ちょっと...っ！！//」







声掛けて始めて反応があったから

よし行ける！って思ったのもつかの間



急に服脱ごうとし始めてもう...

やめてくれ...



しょうがない、このままだと危険だから

やむを得なく触れさせていただきます






玉「肩貸すから立てる？」




「ん...？」





なんとか部屋番号聞き出してドアの前まで来た





玉「ここからは大丈夫？」




「ん、へーき、れ、す...」




ーフラ...




玉「えっ」




ーぎゅ...





急に足の力が抜けたらしく

俺に持たれるように倒れてきたその人を思わず抱きしめた




...ドキッとした




抱きしめた時に鼻をかすめた匂いが

楓香(ふうか)に.....




元カノに...そっくりだったから

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