ずっと好きだったよ T.F

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北「だから、こういう状況下にいる藤ヶ谷でも

Aちゃんは支えてくれるかなって

ずっと、そばにいてくれるかなーって

今話したことは、ちゃんと伝えておきたくてさ」






ただ今、こんなことを言われて数秒



正直...、そんなふうに話されたら自信が無い



いきなり現実を目の当たりにさせられるような話に

なんだか胸が苦しい







北「Aちゃん？」







私なんかが支えになれるのかな


確かに結婚のことだって考えると少しブレーキがかかる


でも.........


それでも.....







「そばに、いてあげたいって思います...」







正直、怖い部分だってある



でも


太輔の支えになってあげたい

太輔の癒しになってあげたい

太輔の甘えられる場所を作ってあげたい


そして


太輔の笑顔を近くで見てたい


今は、この気持ちがいちばん強いことは確か







「北山さんの話を聞いたら、今は全然自信ないですけど

太輔の笑顔を、守ってあげたい、です...」





北「...」





「私なんかで、支えになれるなら

太輔のそばで、笑顔いっぱいの

幸せな日々を送らせてあげたいです」





北「...」





「私で、良いんですかね...？」







まだ、胸張って太輔に気持ちを伝えることは

きっと出来ない



だけど北山さんの話を聞いたからこそ

自分がそばにいてあげたいって

前より強く思ってる







「あの、北山さん...？」




北「ん？あ、ごめんごめん、笑

そっかそっか」




「はい、」




北「その話、聞けてよかった」




「...？」




北「さ！飲も飲も！

ちょっと俺の失恋話、もっとちゃんと聞いてよ〜」







そう言って、なぜか私の隣に来て肩を抱きながら

あれがあーでこれがこーでー

って、少し火照った顔をいろんな表情に変えながら

いろんな話をしてくれた




気づいた時には2人して泣きながら話してて

なんだか久しぶりにスッキリした

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