ずっと好きだったよ T.F

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成「え、義理のお兄さんだったの！？」




「うん、そうみたい」








彼氏かと思ったじゃんよー

いやぁーなかなか怖いね！



なんて今日も呑気にパンケーキ食べてる成美



ほんとよく食べるなぁ



そのくせスタイルいいんだから

女の敵だよもう








成「で？その後は？」




「...ん？」




成「なんか進展あったの？って」




「あ、進展...進展...」







あれから、少しだけど

また毎日LINEするようになって








「LINE...するようになって...」




成「なってー？」




「.......なった...」




成「はぁ、」




「うぅ...」






そんなあからさまに

こいつダメだわ...みたいなため息つかないでよ！泣







成「まぁ今はそれでもいいかもしれはいけど

やーーっと1つ引っ掛かりが消えたんだから

今のうちに行けるとこまで行っとかないとー

次、いつどんな邪魔者が入るかわっかんないよー？」







もうそんなんじゃ一生LINE止まりだわーー


なんて言いながら


んんーおいしいっ


ってスイーツの感想もしっかり






「だって何もきっかけないし？

お互い忙しくて全然予定合わないし？」






なんてブツブツ言い訳並べてみるけど






「やっぱ自分からなにかしなきゃだよねー...」






って結局は成美が言ってたことを肯定して

落ち込みながらも行動に移すのが

私が悩んで成美に相談した時のルーティン




うーん、いきなりはおかしいよな

いや、でもそうでもしなきゃ何も始まらない

いやいや、なんて誘う！？







成「頑張れ。笑」




「成美.......泣」








言葉考えるの手伝ってって言おうとしたけど

この方、よっぽどの事がなきゃ

助け舟出してくれないんだから





そんな成美とお別れして

帰り道に考えた文章を寝るだけって状態になってから

送ろうか送らないか迷って早30分





「あぁーーーーーー」





なんて唸りながら何回も寝返りをうってみたり

足バタバタさせてみたり




ーポンっ




「.......え...っ？」





やってしまった


心の準備が出来てないのに


携帯持ったまま変に動きすぎたせいで


勝手に送られちゃった


しかも...






「まってまって何このスタンプ！」






うさぎがハート出してるスタンプ




急いで送信取り消しを選択して

ふぅ、と深呼吸




最近の機能は素晴らしい

なんて思いながら

緊張が解けたら眠気が襲ってき

て気づいたら朝だった

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