ずっと好きだったよ T.F

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頭にあった手はそのままおでこまでおりてきて

私の前髪をあげたと思ったら




太輔の顔が信じられないほど近くにあった




いわゆるお熱はかる時のあれですね…//









「ちょ…//離れてっ」





藤「でもA、やっぱり熱…」





「いや、だ、大丈夫…っ//」









もう…太輔がこんなことするから

なんかどんどん身体熱くなってる気がする…//









「ほらっ、早く車乗らないと太輔危ないでしょ！」






藤「あぁ…、そう、だな！笑

早くA休ませなきゃだしなっ」









ニコッと笑って助手席のドアを開けてくれて

私もありがとうと笑って

2回目の太輔の車の助手席に座る





そこから、私はしばらくしたら寝てしまったらしく

気づいたら家に着いてた









「ほんとごめん…泣」





藤「気にしないの笑

ワタに聞いてたから道わかったし！笑」





「うん、よかったよ…」









テンション下がりすぎ！笑

って太輔に笑われたけど




だって…車の中でたくさんお話できるかなって

ちょっと割と楽しみだったのに…









ーガチャ






「汚いけど…どうぞっ」





藤「そー言って女子の部屋はだいたい綺麗だから笑

おじゃましまーす」









違うんだよ藤ヶ谷くん



この前横尾さんたちが来た時、

次はいつ太輔が来てもいいようにって

丁度片付けたとこだったんだよ



女子の部屋は汚いんだよ









「コーヒーとお茶どっちにする？」





藤「あ、A座っててよ

俺はAの看病のために来たんだから

病人が元気な人もてなしたら意味無いでしょ〜」






「病人て…」









少しむぅ…としながら

確かなそうだなと思い、

大人しくソファーで座って待つ





勝手にキッチン使っちゃうけどごめんねー


という太輔の声に


全然いいよー


なんて返事をしながら、何気なくテレビをつける









「あ、北山さん」









たまたまつけた番組に北山さんが出てて

なんだかこの前この家で宅飲みなんてしたのが

幻のような感じがする




やっぱ芸能人なんだなー…

なんて実感しつつキッチンの太輔に目を向ける





そしたら丁度、何かができたらしくて

こっちを向いた太輔と目が合った





ふふん、と得意げな顔をして

こちらに何かを持ってくる太輔





あぁーー、何今の少年みたいな顔っ//

可愛すぎるなぁーもうー…//

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