ずっと好きだったよ T.F

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「……、」






救うって…、






「んもぉーっ…、

そんな簡単に言うなし…」








仕事からの帰り道

成美にあんな風に言われてから数日


救うってどうすればいいのか考えたけど





美玖さんから離れさせることしか

方法が考えつかなくて




でもそんなことできるわけない

美玖さんは

こんな平凡な生活できてる私なんかより

ずっとずっと辛い思いをしてるかもしれない









「はぁーー……」





？「おっきいため息、笑」





「……へ？」





？「横尾さーん

人間違えじゃないんだよね？」







横尾さん！？






？「あ、Aちゃん！だよね？

いきなりビックリさせちゃったかな笑

覚えてますか？横尾です、笑」





「え…、あ、ほんとに横尾さんだ…！」





横「あーよかった笑

なんか見覚えある人いるな〜って思って笑」





「すごい偶然ですね！」









まさかの最寄り駅でバッタリ



ほんとにこの前会った横尾さんで、

アイドルこんなとこ普通にいるんだって

なんだか少し近い存在な気がしてきちゃう









？「ねえ、俺の紹介は？笑」





横「あ、ごめんごめん笑」





「あ、えっと…」









二階堂くんや千賀くんにしては

少し背が低い気がするその人は

キャップを深くかぶってマスクをしていて

あまり顔が良く見えない








？「北山です！

なんか藤ヶ谷の友達って聞きました、

二階堂と千賀もお世話になってるみたいで笑」





「お、お世話…！？

いやいや全然そんな…っ」








マスクをとってキャップのつばを少し上げた

背が低めの男性は

礼儀とかすごくきちんとしてそうで

でも気さくで話しやすそうな方だった




ん…？きたやま…？きた…、









「は…っ！北山さん！？」





北「うぉ！笑 シーッシーッ！笑」





「あ、すいません…っ！汗」





北「だいじょぶだいじょぶ笑」









北山さんって…

メンバーさんのひとりだよね…？



なんだかこの前も今日も

こんなに芸能人と関われる機会があるなんて…



いや、ていうか私芸能人に恋してるのか…笑









北「俺のこと知ってくれてるみたいで笑」





「あ、はい！少しですけど…笑」





今度もう少し勉強しておこうかな、





横「ところでAちゃんは何してるの？」





「あ、私ここが最寄り駅なんです！

横尾さんたちは？」





横「えっとー…笑」

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