猟犬の仕事 ページ9
亮介side
ある時、俺達にとって危険な事が起きた。
野球をするためにグランドへ向かっている時治安の悪い不良の連中に囲まれた。
不良のリーダー「おい、そこの兄ちゃん達、ちょっと、ツラ貸せ!」
すると、文哉が
文哉「亮介、俺達、何かしたっけ?なんでこんな囲まれてんの?」
と俺に呟いてきた。
亮介「俺に聞かないでよ!俺だって今、焦ってんだからさ」
と言い返すと
文哉「亮介が焦るなんて意外」
と言われた。ねぇ、俺のことなんだと思ってんの?
するとそこに、春市が来て
春市「兄貴、なんなのこの人達」
若干、震え気味で俺の服を掴みながら言った。
亮介「春市、俺だって、分からない」
取り敢えず、この不良の集団に囲まれてる以上その場から動けなかった。すると、不良のリーダーの人が仲間達に指示をして俺達全員を拘束してその場に座らせた。
不良のリーダー「安心しな、手は出さねえから、お前らを殴ったりしねぇよ」
と言ったその時しずる先輩の声がした。
しかし、銃を持っていた不良が俺の方に銃を向けた。
亮介「っ!!!」
しずる「亮!!!」
そう叫んで、俺を立原さんの所に突き飛ばした。その代わり、俺に向けて撃ったであろう弾が、しずる先輩の右肩の真ん中に直撃した。
しずる「っ!!!」
それに気づいた俺と春市は
亮介・春市「しずる先輩!!!」
立原さんはしずる先輩が撃たれたからか苛ついている。
道造「っ!!!しずるさん!てめぇら巫山戯んな!」
と言ってた銃を不良達の方に向けた。
しずる「亮、なんで捕まってんの。とろいな」
と撃たれた右肩を抑え血を止めながら俺にそう言った。そしてしずる先輩が
しずる「亮達、全員頭下げろ!!!」
と大声で走りながらそう言った
俺達は全員しずる先輩が言った通りに頭を下げた。そしたら俺達の前にいた不良達を回し蹴りして倒した。
しずる「道造!俺はこいつらをなんとかする。だから、その隙に亮達の縄を解け!!!」
道造「はい!!!しずるさんは?」
しずる「こいつらをしばくに決まってんだろ!!!」
と言って俺達が見たことがないくらい右側の額に筋を作ってキレていた。
立原という人が俺達の縄を解いた。
道造「大丈夫か!?しずるさん!この人がしずるさんが言ってた小湊亮介すよね!この人に似た奴もいますけど、全員、怪我は無さそうです!!!」
しずる「たりめぇだろ!怪我させてたら命はねぇよ」
とさっきよりブチギレた様子で言った。立原が俺達に
道造「しずるさんがブチギレてるとこ初めてみた」
とこう言った。
しずる「ブチギレない奴いないって、亮だけじゃなく春達の野球の邪魔されたんだぞ!」
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作者名:しずる | 作成日時:2023年7月25日 23時