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「あれ?お前また残業なん?」
始めようとした時に重岡に声をかけられた
「重岡こそ、まだ残ってるなんて珍しいじゃん」
「神ちゃんとだべってたらこんな時間だったわ」
神ちゃん、ていうのは隣の部署の神山智洋
同じ小学校で、中学の時神ちゃんが転校してしまったけどこの会社で運命的に再会した(重岡談)らしい
「へえ〜〜それはそれは」
自分とあまりにも違う環境にイラッとして皮肉っぽく返した
重岡はなんも悪くないのに
「どしたん?自分残業だからって僻んでるん?」
すっかり帰る準備をすませた重岡が半笑いで見てくる
そうだよ、自分のせいじゃないのに残業させられるんだよ、今日で4日連続だよ
色んな思いが巡って目に涙が浮かぶ
「へ?名字泣いてる?」
顔を覗き込んできた重岡に対して涙を隠せるわけもなく、なんなら限界になってた気持ちはもう止められなくなっていた
「っ、、、」
「悪かったって、な?言いすぎたわ」
困ったように眉毛を下げて謝る重岡
違うよ、重岡
重岡のせいじゃない
「あのね、」
こんなことこいつに言うつもりはなかったのに気づいたら全部話してしまっていた
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イツキ(プロフ) - red_westさん» とっても嬉しいコメントありがとうございます!これからもゆっくりではありますが更新していく予定なのでよろしくお願いします(^ ^) (2019年11月25日 22時) (レス) id: 1518d6627b (このIDを非表示/違反報告)
red_west(プロフ) - はじめまして。読みはじめたばかりなのですが、しげちゃんらしさがリアルでどんどん引き込まれて読ませてもらっています!楽しみにしていますので、引き続き頑張ってくださいね♪♪ (2019年11月25日 19時) (レス) id: c79c2def81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イツキ | 作成日時:2019年11月17日 9時