“無距離の間は紅色で” 【zmsha】 ページ36
学パロです。…二回連続許してください(全力土下座姿勢)
そして無浮上でした。すいません(またもや)リア友にシチュもらいました(^O^)
shaside
「はぁ…。」
ぽかぽかと暖かい陽気が殺人級の眠気をもたらす今日この頃。眠さに負けまいとシャーペンで手をちょっと刺してみたりしながら、小さくため息をつく。
少し前、先輩達が卒業して新入生が入ってきた。まだ自分が一つ先輩になった実感なんて無かったのだが、彼氏とは別のクラスになってしまって、学校生活であまり彼に会えなくなってしまってからはもう戻れないんだなぁなんて思ってしまう。
勿論行き帰りは一緒に居るとはいえ、隣の席に座った時に二人でふざけあって先生に怒られたりとか、そういう他愛のない事が出来なくなってしまった。
今眠いのだって、本当に気温のせいなのか、ゾムがここにいないからつまらないからなのかは分からない。
とりあえず、先生にばれないように小さなあくびをして、ゾムと今日は何を話そうなんて考えていた。
終礼が終わり、人の波をかきわけて彼のクラスへと向かう。
綺麗な若葉色のパーカーが人と人の間からちらりと見え、思わず声をかけるのも忘れて彼の元へ走った。
彼は俺が真後ろにいるのに、まだ気づいていないらしい。
つい、パーカーになんかいたずらしてやろうなんて思ったがやめて彼の肩に手をのばす。
ロッカーでがさごそと物を探してる彼の背中をトントンと叩くと、「うぉっ!」という声をあげて、こちらへ振り向いた。
「シャオロンか。どうしたん?なんかあった?」
「どうしたん、も何も一緒に帰るために来たんやん。」
いつものことやろ、といいながら顔を膨らませる。
いつも彼の方から来てくれていたから、今日は俺の方から来てみただけなのに理由がないと来ちゃいけないみたいな言い方をされて、些か不満なのだ。
すると、彼はフッ、と笑みを零して俺の膨れた頬を人差し指でツンツンと突っついた。
「分かってるって、一緒に帰ろな、シャオロン。」
そう言って俺の髪を優しく撫でてくれる。他の人もいるし、恥ずかしくて突っぱねようと思ったのに、彼の優しさについ彼に笑いかけてしまった。
…ほんま、狡いであいつ。
前を楽しそうに歩く彼に、一瞬口を尖らせてみた。
107人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あーちあ(プロフ) - ゆぽさん» ゆぽさん、コメントありがとうございます!sha受けかわいいですよね〜!(>ω<) (2022年11月3日 11時) (レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぽ - 初コメ失礼します。今、シリーズを全部見させてもらってます。shaちゃん受け大好きなので、すんごく嬉しいです‼ (2022年10月31日 8時) (レス) @page23 id: 07932f3154 (このIDを非表示/違反報告)
色怕(プロフ) - あーちあさん» 大丈夫です!!ありがとうございます! (2022年4月8日 19時) (レス) id: 786b3b0688 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - 色怕さん» 色怕さん、コメントありがとうございます!zmshaですね!分かります!!sha受けいいですよね〜!!!ここのお話はすでに一杯なので、ぱぁと6での更新になりますが、大丈夫でしょうか? (2022年4月7日 15時) (レス) id: 89bdb2b3c8 (このIDを非表示/違反報告)
色怕(プロフ) - 初コメ失礼します!sha受け大好きなので最高でした!よかったらzmshaを書いていただきたいです..!! (2022年4月7日 15時) (レス) id: 786b3b0688 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あーちあ | 作成日時:2021年1月22日 7時