シェアル物語 (ページ49)

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なんですの！？　ウィッチside ページ49

サタン「ウィッチ！！失礼する！」

バコオォンと、ウィッチの薬屋の扉が叩きつけられ、

とんでもない勢いで開いた。

ウィッチは、サタンを見て固まっている。

サタンが、口を開いた。

サタン「さっきの件だが、アルルがやはり大怪我をして…」

あ…あぁ、と、ようやくウィッチが頷く。

アルルゾンビに襲われる事件を目撃していたウィッチは、

するべきことを既にしていた。

サタン「ウィッチ、よかったら薬」

ウィッチ「それには及びませんわ。もう在りますもの。」

ウィッチはフラスコをふるふると振って、サタンに見せた。

サタンは、驚いた、そして少し嬉しそうな顔をした。

サタン「おぉ、ではそれをくれ。金は払う。」

ウィッチ「えぇ、勿論…ですが、これはまだ不完全ですの。」

サタン「は…？」

ウィッチ「闇の魔導師の魔力が混ざることによって完せ」

サタン「よし、シェゾをとっ捕まえるぞ」

バコオォンと、再び扉を開け放ち、サタンは帰っていった。

ウィッチは、またぽかんとしていた。

ウィッチ「嵐のようですわね…」

この20分後。

薬は、無事に完成した。