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水族館で ページ31

和典side

俺たちは水族館に入った。

彩「うわ〜〜。きれ〜〜。」

彩が大きなすいそうの中の綺麗な魚を見て笑っている。

どこがそんなにいいのか?

俺は魚に興味が全くない。

あるとしたら食べる魚だけだ。

でも彩の笑ってる顔が見れるからそれでいい。

それにしての嬉しそうだな。

良かった、水族館にして。

彩「和典、次はイルカ見に行こう!」

典「いいぞ。」

ほんと、彩の笑顔はかわいいな。

こんな顔、他のやつに見せたらすぐに取られそうだから気をつけないとな。

それにしてもここ、混んでるな。

彩「少し人が多いね。」

彩は何回も人にぶつかっては誤ってを繰り返してる。

彩はトロいな。

しょうがねえな。

俺は彩の手をとった。

彩「え?」

典「お前、トロいから俺につかまってろ。」

彩と手をつなぐのは恥ずいけど彩とはぐれてやっかいな奴らに彩が目をつけられるとヤバイからな。

彩はだんだん顔が赤くなっていった。

俺も顔、赤いかもな。

それにしても彩の手は小さいな。

この小さな手を握るたびに守りたいって俺は思う。

もう少し俺を頼ってもいいのに。

そして俺たちはイルカがいるところにやっと着いた。

彩「うわ〜〜。かわい〜〜。」

彩はイルカをずっと目で追っていた。

俺には彩のほうが何百倍もかわいいと思う。

でも俺にはそんなこと言える日が来るのだろうか。

俺たちは来年の再来年もこんなふうに一緒にいられるだろうか。

俺はずっと彩と一緒にいたい。

彩は俺の人生を変えた。

俺は彩に出会うまで、大の女嫌いだった。

女とまともに話したことなんて一度もない。

俺には、女が全員同じように見えた。

でも彩と出会ってわかったんだ。

彩だけは他の女と違う。

そう思ったのは世界で一人、彩だけだ。



俺たちは水族館を一周したから帰ることにした。

彩「和典、今日はありがとう。」

典「俺、何もしてないけど。」

彩「そんなことないよ。和典はわたしと一緒に来てくれてでしょ。そんなことしてくれるのは世界で一人、和典だけだよ。」

えっ!?

世界で一人!?

彩、俺を世界で一人って見てくれてたのか。

俺は彩を思わず抱きしめてしまった。

典「彩、ありがとう。彩も俺にとって世界で一人だ。」

彩「ありがとう。」

彩はそう言い抱きかえした。

今日は俺にとって彩との大事な日になった。

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 上彩 ,   
作品ジャンル:恋愛
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すいか - デート当日のところが、きたからなのはずが、かたから何なっていますよ〜‼️ (2022年6月6日 13時) (レス) @page30 id: 033b095412 (このIDを非表示/違反報告)
心結 - とっても面白かったです‼これからも頑張ってください! (2022年3月20日 14時) (レス) @page35 id: 8499dda6bc (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - 面白かったです!泣いちゃいそうだよ、私も好きです!実は小林深雪さんのファンで、「小雪」っていう名前もそこからとったんですよ!! (2020年9月5日 12時) (レス) id: 8d0e213ce6 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - メロンさん» 遅れましたが名前変えたので私マカロンYです。 (2020年3月13日 12時) (レス) id: 8a28dc2554 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - メロンさん» ごめんなさい、今その本を持ってなくてわからないです。確か上杉君が誰かが自分の部屋に入っているのかどうかを確かめるために自分の髪の毛で窓のところに髪を結びつけるシーンだったような気がします。最後に読んだのが2年ぐらい前だったので不確かなんですが。 (2020年3月13日 12時) (レス) id: 8a28dc2554 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マカロンY | 作成日時:2018年6月27日 12時

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