私の彼氏は世界に一人

サプライズ ページ23

和典side 【2月3日】

今日、若武からラインがあった。

若武今日、俺んちに10時集合な。

集合？

そんな急にかよ。

休日ぐらいゆっくりさせろよな。

しかも今、朝の9時45分だぜ。

もう行かねーといけねーじゃん。

あのバカ武！

着いたら殴ってやる！

俺は急いで家を出て若武の家に向かった。

はー、やっと着いた。

そして呼び鈴を鳴らした。

彩「あっ、和典！いらっしゃい！」

典「お前、はえーな。」

彩「えへへ、ちょっとね。」

なんか今日はおかしいな。

いつもは若武は遅くても一日前に集合の連絡をしたり、彩は一番最後に来るのに。

なんかあやしいな。

彩「早く中に入って。」

俺は彩に言われて中に入った。

その瞬間、視界が暗くなった。

典「は？？」

すぐに気づいた。

彩が後ろから手で目隠しをしてる。

典「おい、彩！何やってんだよ。」

彩「いーから、いーから。」

そして俺は彩に目隠しをされたまま遊動された。

あっ、なんだか彩のいい香りがする。

彩の手の暖かさが伝わってくる。

って、俺変態かっ！！

そんなことを思っているとドアが開く音が聞こえた。

彩「和典、目、開けていいよ。」

と言い、彩が手を離した。

典「は！？」

目を開けるとそこは書斎だった。

けどいつもと違う。

部屋中に飾り付けがしてあって、目に前には、『上杉、誕生日おめでとう！』という飾りがあった。

若「上杉、誕生日おめでとう。」

黒「誕生日おめでとう。」

小「上杉、誕生日おめでとう。」

翼「おめでとー。」

彩「私からも、お誕生日おめでとう、和典。」

もしかして俺の誕生日パーティー！？

でも、なんか嬉しい。

毎年、親は仕事でパーティーなんて一度もしたことがない。

典「お前ら、、、サンキュー。」

俺、初めてこいつらの優しさがわかったかも。←若(おい、初めては余計だ！

若「俺様に感謝しろよ。俺がこのパーティーを計画したんだからな。」

彩「さっ、和典座って座って。」

典「ああ。」

小「上杉、何飲む？」

典「じゃあ、炭酸。」

黒「料理もあるからな。」

翼「しかも、アーヤが作ったんだよ。」

若「おいっ！お前ら、俺を無視するな！！」

俺たちは彩が作った(らしい)料理やケーキを食べたり、王様ゲームをしたりした。

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