＊23【死神が二人】 ページ24
「おーおー、だいぶ大変なことになってんじゃん。お前ら大丈夫か？
ハハ！俺の出番ってことか！」
階段から姿を現したのは
「ちょっ、何言ってんの瑛斗！」
「なんで戻ってきた！校庭に逃げたんじゃなかったのか！」
瑛斗くんだった。
「は？なんでって、お前らだけまだ校庭に来てなかったからに決まってんだろ。
のろまなんだから、そこの転入生連れて早く逃げろ」
瑛斗くん、私たちを心配して戻ってきてくれたんだ。
言葉遣い悪いし、怖いだけだと思ってたけど、舞ちゃんと樹くんの言う通り悪い子ではないのかな。
でも一般人の力じゃ、絶対あのピエロには
「ピエロが暴れてるの、普通の人の力じゃどうにも出来ない...」
私は思いきって瑛斗くんに言った。
「ンなこと分かってる。だから俺が殺しにきたんだよ」
え、今の言葉矛盾してない？
瑛斗くんは、私の言葉になんの驚きも見せることなく得意気に笑う。
瞬間、大きな鎌が瑛斗くんの前に現れた。
それを当然のように手に取ると、ものすごい速さでピエロの目の前に行き、お腹めがけて振り下ろす。
「ギャァァァ！」
「待て金髪少年！一緒に振り下ろすぞ！」
「はぁ？俺に指図すんな死神！！」
「「せーーーの！」」
「ッギャァァァァァァァァ_____」
死神さんと瑛斗くんは同時に鎌を振り下ろし、ピエロはとどめを刺されたのか、
「っ...何が、なんだか...」
「今俺、夢見てんのか...？」
「瑛斗くん...鎌持ってた。死神なの？」
ピエロが倒されるまでの出来事を、床に力なく座って見ていた舞ちゃん、樹くん、そして私は互いに目を合わせて、三人だけで分かるはずもない今の状況を整理していた。
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ぺぽん(プロフ) - 翠さん» ありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです☺️ (8月25日 1時) (
レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - イベント参加ありがとうございますっ！すごく面白く、サクサクよめてしまいました。フォローと評価失礼します。 (8月25日 0時) (レス) @page1 id: 61ad33c328 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - のあさん» ありがとうございます！もっと面白い作品が作れるように努力したいと思います💪 (6月18日 12時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
のあ - ぺぽんさん» イベント参加、改めてありがとうございます。評価・コメントをさせていただきました。作品に出てくる、登場人物はみんな素敵でとても面白かったです。あと26票で殿堂入り…！！頑張ってください！ (6月18日 12時) (レス) id: ed5fd984f6 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - のあさん» 読んでもらえるだけでもありがたいです！少しでも面白いと思ってもらえたら幸いです。 (6月18日 11時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぽん | 作成日時：2021年4月30日 15時
