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今日は一日中もかちゃんと一緒に居たし、鳴らないスマホを開くタイミングがなかった。
【仕事終わった】
【家着いたか？】
【寝たのか？おやすみ】
【なぁ、なんで返事くんねーの】
【不在着信】
【不在着信】
何も変わりのない竜胆さんのメッセージに、目頭が熱くなった。
そりゃそうだ、竜胆さんは私が昨日見ていた事を知らない。
トークアプリ以外にもスマホに着信が数件あった。
彼の名前を見ると、昨日の光景を思い出して、心の中はぐちゃぐちゃだ。
やだ、家に着くまで泣きたくない。
そんな想いとは裏腹に、視界は段々ぼやけてくる。
「A……？」
家まであと少しというところで名前を呼ばれて顔を上げると、そこには竜胆さんがいた。
彼の姿を見た瞬間、涙がこぼれ落ちた。
「は…？おい、どうした？何があった？」
『りんど、さん……。』
泣いてるところなんか見られたくなくて、必死に止めようとする。
けれど、彼の姿を見れば涙は溢れるばかりだった。
「なぁ、なんかあったなら俺に言えよ。」
竜胆さんはそう言って私の腕を掴んだ。
あの女の人と手を組んでいた方の腕で。
『やだ……！』
思わず竜胆さんの腕を振り払う。
我にかえって竜胆さんを見ると、今まで見た事がない様な冷たい目をしている。
「あ…？何が嫌なんだよ、言ってみろ。」
先程とは比べ物にならない力で腕を掴まれる。
『い、いた…、っ。』
「っ……、わりぃ。」
我にかえった竜胆さんはいつもの表情で、私の腕を離した。
あんな竜胆さん、見たことない。
同時に、脳裏を掠めたのは血塗れのワイシャツ。
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名無し(プロフ) - 葉月さん» 葉月さんコメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉😭私も灰谷兄弟が好きで、次の新作は蘭ちゃんで書こうかなと思ってます…！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (
レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - まよさん» まよさんコメントありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました！続編は検討中ですが、この先のお話も書きたいものがありまして、番外編を書こうかと思っております🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 鮭るすさん» 鮭るすさんコメントありがとうございます！作者も竜胆さんと別れる時は泣きながら書きましたw自分の作品で泣いてくださる方が居るというとは幸せです😭最後までお付き合いいただきありがとうございました！新作ができたらまたぜひ🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - I’m海月さん» I’m海月さんコメントありがとうございます！涙して下さったんですね…作者として本当に嬉しいです😭お気遣いありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ATR214YSさん» ATR214YSさんコメントありがとうございます！無事完結いたしました！最高だなんて嬉しいです😭最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました！🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年10月13日 12時
