検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:129,010 hit

16、迷子の子? ページ17

「ん〜!とっても美味しい…」




向かいの席に座ってモグモグと料理を食べるエリス。
テーブルの上は甘いスイーツで埋め尽くされていた。




「高い…高すぎる」




Aはメニューを見て開いた口が塞がらなかった。
全てが想像の倍高い。
此処の料理が好き、だなんて相当お金持ちなのだろう。




「A、貴女は食べないの?」




「私は……ダイジョウブ」




嘘だ。めちゃくちゃ食べたい。
でも今はそんなことより、このスイーツ大好き少女をどうにかしなくては、私の財産が一瞬で溶けてしまう。




見た目とは裏腹に初対面の人でも物怖じしないお転婆な少女である。
おおかた迷子にでもなってしまったのだろう。



「エリスちゃん、お母さんかお父さんは一緒じゃないの?」




「リンタロウなら服を買ってたわ」




「リンタロウ?」




その人が親だろうか。




「じゃあ、リンタロウさんの所に戻った方がいいよ。迷子になっちゃったの?」




「違うわ。リンタロウったら、お洋服選ぶのが遅いんだもの。お腹すいちゃったの!」




そう言って、エリスは口いっぱいにケーキを頬張る。




「えぇ…」




つまりは、お腹が空いたから奢って貰おうと、Aをこの店に連れてきたということ。




『なんかどうでも良くなってきた…お金なんか気にせず食べようかな…』




と、自棄糞になりかけたその時




「エリスちゃーーん!!」




店内に大声が響き渡った。

17、白衣の男→←15、少女の案内先



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
178人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 国木田独歩 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆいたろー!(プロフ) - ぺぽんさん» わー!有難う御座います!この作品また見たいと思ってたので嬉しいですッ!! (1月24日 21時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - お相手の作品が削除されたことを確認しましたので、再び公開しようと思います。これからもこの作品をよろしくお願い致します。 (1月15日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー!さん» ゆいたろー!さん、申し訳ありません。悩んだ末、二章以降を非公開にすることを決めました。こちらを読んでくださる人もいることは重々承知していますが、このまま盗作され続けるのは嫌でした。 (1月10日 18時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー!さん» 完結した後でも作品を読んでくれている方がいるのは、とても嬉しいです。作品を書き続ける活力になります。これからもこの作品をお楽しみください。他にも作品を投稿しているので、お時間があればそちらもぜひ。 (1月10日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - いえいえ、お役に立てて光栄です。これからもこの小説楽しませていただきます (1月10日 17時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺぽん | 作成日時:2022年5月7日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。