22、少女の預かり先は ページ23
一方で、医務室の外では。
「そもそも妹の面倒を見るのは兄の役目じゃないか」
「そうだが！俺にもプライバシーというものがあってだな…」
まだ口論していた。
『Aさんを誰が引き取るか擦り付け合いが起きてる。仕方がないとはいえ、少し可愛そうだな…』
敦は小さく手を挙げる。
「あの、僕の部屋で良ければ。鏡花ちゃんはどう？」
敦は鏡花を見る。
彼女なら、首を縦に振ってくれると思った。
しかし鏡花は小さく横に振った。
「二人以上になると布団が足りない。それに、あの部屋は三人で寝れる広さが無い」
「あ、そうか…」
「なら、二人以上で暮らしてる敦くんの部屋、谷崎くんの部屋は無理か」
太宰が呟いた。
その後も話し合いは続き______
与謝野の部屋。
「いいけど、解体道具があるから怖がるんじゃないかい？」
賢治の部屋。
「僕が預かりましょう！」
「いや、賢治は寝相が悪い。もし無意識にAのところに行って異能を発動してしまったら…」
一同は、朝方に少女がぺしゃんこになって発見されるのを想像した。
そして賢治の部屋は無理だという結論に至った。
乱歩の部屋。
「乱歩さんはどうです……って居ないッ？！」
座っている筈の席に、乱歩の姿は無かった。
誰が預かるか問題が長引き、自分に話が回ってくることまで読んでいた彼は、先に帰ってしまっていた。
「矢っ張りここは兄の国木田と暮らすのが妥当じゃないかい？」
与謝野の一押しに、国木田は少し考える。
そして頷いた。
「…分かりました」
太宰はチラリと横を見る。
国木田の表情は強張っていて、どこか不安げだった。
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ゆいたろー！(プロフ) - ぺぽんさん» わー！有難う御座います！この作品また見たいと思ってたので嬉しいですッ！！ (1月24日 21時) (
レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - お相手の作品が削除されたことを確認しましたので、再び公開しようと思います。これからもこの作品をよろしくお願い致します。 (1月15日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー！さん» ゆいたろー！さん、申し訳ありません。悩んだ末、二章以降を非公開にすることを決めました。こちらを読んでくださる人もいることは重々承知していますが、このまま盗作され続けるのは嫌でした。 (1月10日 18時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー！さん» 完結した後でも作品を読んでくれている方がいるのは、とても嬉しいです。作品を書き続ける活力になります。これからもこの作品をお楽しみください。他にも作品を投稿しているので、お時間があればそちらもぜひ。 (1月10日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー！(プロフ) - いえいえ、お役に立てて光栄です。これからもこの小説楽しませていただきます (1月10日 17時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぽん | 作成日時：2022年5月7日 15時
