私には友達がいない (ページ22)

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お察しの通りページ22

「…今のって、」

魔法史の授業中、廊下を眺めてたらマクゴナガル教授の後ろをしょげて歩くハリーがいた。
11歳って小さいな…いや私の成長期もまだこれからなんだけどさ…
多分今グリフィンドールのクィディッチキャプテンの所に行くとこなんだろうな。

「誰かいた？」

ここまで読んできた皆がお察しの通り、話しかけてきたのはセドリック・ディゴリーだ。
何故隣に座っているのかわからなくてこわい。
そして隣に座っていたのに気づかなかった自分のヤバさもこわい。
周りを見てなさすぎる。

ちなみに今周りは彼以外はほぼ全員睡眠学習中だ。
実は私もちょっとだけ眠い。

「…Aって、よく見ると意外と感情を表に出してるよね」
『………ハッフルパフの真面目くんは授業をちゃんと聞かなくていいの？』
「今みたいに、よくむっとした表情してるし………あっ、今消されたところ書き損ねた…！」

そんな目で見てもノートは貸さないからな。
理由はたまに飽きてねこちゃんの落書きしてるからだ。
人に見せられるわけがない。
あの子達は私が墓場まで持っていくと決めてるんだ。