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※ちょい原作


「相変わらず悪巧みかァ太宰!!」
「……その声は」
「こりゃ最高の眺めだ、百億の名画にも優るぜ」

「最悪、うわ最悪」と呟く太宰に近づき、指をパキパキと鳴らした。

「良い反応してくれるじゃないか、嬉しくて縊り殺したくなる」
「わぁ黒くてちっちゃい人がなんか喋ってる」

太宰の反応に一寸イラッときたが、俺はこいつに嫌がらせをしにきたのだ、こんな話をダラダラしに来たのではない。

「俺と戦え太宰
手前の腹の計画ごと叩き潰してやる」

そこから太宰を殴ったり太宰の目的を聞いたり俺が嫌がらせされてたことに気づいたり、思い出すと腹が立ってきた。

「云っておくがな太宰
これで終わると思うなよ 二度目はねえぞ」
「違う違う、何か忘れてない?」

「…二度目はなくってよ!!」

「…あ、そうだ中也」
「あぁ!?まだなんかあんのかよ一気に喋れ!!!」
「うん、その様子だと、彼女とは縁を切ったみたいだね」
「あ?彼女?」
「あれ、ほら君がお気に召していたAちゃんだよ、会ってないんだろ」
「!!…Aは…」
「うん?」
「…Aは消えちまった、俺も今探している」
「…え!?それは彼女の未練が無くなったからでしょ、やだなぁ中也!!私が親切に調べてあげた資料覚えていないのかい?」
「は?何のことだ」
「えっ、中也読んでないのかい?
彼女は死んでいるんだ、もうだいぶ前に」
「あ?意味わかんねぇよ」
「はぁ…何を言っても無理か、じゃあ私はこの辺で」
「おい、何か知ってんなら教えろよ!!」
「それは敦くんを取り返したら、そういうことにしよう」

そう言って太宰は去っていった。

「…あんな資料、俺は信じてないからな…」

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作者名:リュナ | 作成日時:2016年11月27日 15時

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