勇気２７ ページ30
…学校の授業はこんな感じなんだ。
初めての経験。
先生が黒板に書く文字を生徒達は必死に書き写す。
だが、中には携帯をかまっている子や寝ている子、本を読んでいる子など、授業を聞いていない人がいる。
この人たちは…いらないモノ。
…授業を受けないなら…その身体…私に頂戴よ。
健康で元気な身体。
私にはどんなに願っても手に入れられないもの。
お金じゃ買えないもの。
良いなぁ。
後ろから羨ましそうに私はクラスを見回した。
！…そろそろ時間だ。
東「京介さん…。」
京「ああ。…すいません。」
京介さんはガタッと音を立てて立ち上がった。
先「？…ああ。行って来なさい。」
京「はい。」
京介さんは先生にそう言うと、私を見てこう言った。
京「…行くぞ。」
東「はい。」
二人で教室を出て保健室へと向かった。
この時の空野さんの顔…少しかなしそうだった様な気がした。
でも私には他人を気にする余裕がなく、京介さんの後をおった。
.
保健室に移動中、まだ授業中なので辺りはとても静か。
私たちの歩く音だけが、廊下に響いた。
東「京介さん、松風さんと狩屋さんは部活仲間なんですよね？」
京「ああ。…それがどうかしたのか？」
東「いえ、では空野さんはどうなんでしょうか？中が良い様に思えましたが…？」
京「ああ。…空野も部活仲間だ。あいつはマネージャーなんだよ。」
マネージャー…。
ただの選手とマネの関係で、空野さんはあんな顔をしたのだろうか。
京「なんだ？何か気になることがあるのか？」
東「いえ…何でもないです。」
私の見間違い。
そう言うことにしておいた。
京「そうだ…これから保健室に行く時は俺も連れてけ。」
東「…どうしてですか？道さえ覚えれば一人でも…。」
京「もしものためだ。それから、痛みが終わったら連絡しろ、迎えに行ってやる。」
ここまでしてくれるなんて…本当に私は迷惑をかけているな。
東「…迷惑でしょう？」
京「俺が勝手にやってることだ。気にすることはない。」
何で京介さんはこんなに優しいんだろう。
私はそんなことを考えながら、京介さんについて行った。
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スラズ(プロフ) - ふみんさん» お願いします！ええ！敬語外しても良いですよ！ (2014年12月25日 9時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 了解した！スラズさんの方が年上ですが敬語はずして良いですか？でも、さん付けはします！ (2014年12月25日 9時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ふみんさん» 監督さんwえっと、シュウは…ここでは幽霊じゃなくて普通に生きていることにして下さい！！ (2014年12月24日 16時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - シュウって、ゴットエデンから出てきていいんですか？ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
ふみん - 監督なんてゴミ箱にポイポイしてやる！ (2014年12月24日 15時) (レス) id: acf3109a2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2014年10月13日 17時
