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クィリナスの一声で、渋々と身体を離したシリウスの口元はへの字になっていた。
クィ「ハリーはお元気でしたか？」
『___ん〜』
クィ「…あまり状態は良くないみたいですね」
シ「だから私は言ったんだ！あんなマグルの家に居るよりは私と居た方がｯ___」
『ダンブルドアが駄目と仰ったんだから仕方ない』
深く溜息を吐いたシリウスはドサリと椅子に戻った。
リ「___あぁ、そうだ。さっきツリメが此処に来たよ」
『え、みっくんが___？』
思いもよらぬ言葉に目を見開いた。
ビ「セドリックが亡くなってから、両親2人ともマンゴ魔法疾患生涯病院に入院してしまったみたいでね。ダンブルドアが此処へと」
『って事は…今…』
クィ「上に」
部屋を飛び出し、階段を駆け上がり手前の部屋の扉を勢いよく開く。
そ「___あ、」
『みっくん！』
みっくんの胸の中に飛び込んだ。
ツ「___A、」
『___良かった、本当に…良かった、』
ツ「何が良かったの、？」
リ「Aはみっくんがえいちゃんを追いかけて向こう側に行っちゃうかもって思ってたみたい」
りっくんの説明にみっくんは微かに頷いた。
ツ「大丈夫だよ、A___セドリックの仇を取るんだから…えいちゃんが向こうなのは本当に残念だけど…俺…腕に印を持ってる人は許さないつもり」
『____そっか、そうだよね』
静かにみっくんから身体を離した。
そ「___ハリーどうだった？」
話題を変えるそら。
そ「ハリー、怒ってなかった？手紙の返事の事で___」
そらの視線の先にはそら、ロン、ハーマイオニー宛の手紙が積まれていた。
そして私の所にも何通か届いている。
『接触を禁止されてるから会えてないけど…あんまり良い状況で無い事は確か、かな』
部屋の扉が開き、ジニーが顔を覗かせた。
ジ「A、緊急会議だから集まってって___」
『…緊急会議？』
ジ「うん、ダンブルドアも居るから…大事かも」
『ありがとう、ジニー』
ジニーの横をすり抜け、階段を降り扉を開くと先程のメンバーに加え教授、トンクス、ムーディ、ダンブルドア、先程ハリーの護衛を交換した男、更に数名の騎士団員が集まっていた。
ダ「A、此方に来るのじゃ」
ダンブルドアの言葉に頷き、空いている席に座る。
『どういう状況？』
隣に座る教授の眉間には心なしか普段より皺が深い気がする。
ダ「ハリーの退学処分と懲戒尋問が決定しておるのじゃ」
『___成る程』
教授は顔色ひとつ変えない私を不審げに見た。
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箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月13日 17時) (
レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
sun(プロフ) - すごい面白いですね！続き楽しみにしています！！ (2021年9月4日 17時) (レス) id: 939e0cb642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2021年2月10日 22時
