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そ「A、」
クラ「___じゃあ、行くね」
そらの存在に気が付いたビクトールは私の額にそっとキス落とし、階段を降りていった。
そ「___割り込んじゃってごめんね」
『ううん、大丈夫』
先程までビクトールが居た場所に凭れ掛かり、天井を見上げた。
そ「…さっき少し話したんだけどさ、えいちゃん心配してたよ、Aのこと」
『____うん』
そらはぼんやりと人の渦を見る私をチラリと見て、小さく溜息を吐いた。
そ「___来年から、っていうかもうAの中では始まってるのか」
私は左腕をゆっくりと上げ、力無く笑った。
『この世界に来た時から覚悟していた事なのに…皆を裏切るのが怖いって、笑っちゃうよね』
全員を裏切る2重スパイ___
光、闇、そして____影
光と闇の狭間に影は生まれ、何方にも染まる事は出来ない。
目的が同じだったとしても、私達は____
そ「…俺はずっとAの味方だから」
『___ありがとう』
隣を向くとそらと目が合った。
そ「…全部終わったら世界一幸せにならないと割りが合わないな」
『____はは、そうだね』
そ「…じゃ、行くね」
徐々に玄関ホールから生徒が減っていく。
暫くすると足音ひとつさえしなくなった。
今学期が終わり、次学期で私達は5年生となる。
ふと人の気配を感じ、振り返るとセブが立っていた。
セ「校長がお呼びだ」
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
