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ファ「正気の沙汰では無い___狂ってる」
ダ「目を瞑ろうと決意がそれほど堅いなら、コーネリウス」
「袂を分かつ時が来た。貴方は貴方の考え通りにするが良い。わしは___わしの考え通りに行動する」
先程と打って変わってダンブルドアの声に威嚇の響きは無かった。淡々と言葉を紡いでいた。
ファ「___私はいつだって貴方の好きなよう、自由にやらせて来た。貴方を非常に尊敬していた。だがもう限界だ」
ファッジはハリーの枕元に賞金を置き、医務室を出て行った。最後までファッジは目を背けたままだった。
ダ「やるべき事がある」
ファッジの姿が見えなくなるや否や、ダンブルドアは口を開いた。
ダ「モリー、貴方とアーサーは頼りに出来ると考えて良いかな？」
モ「勿論ですわ」
唇まで真っ青だったが、決然とした面持ちでモリーは頷いた。
ダ「アーサーに伝言を送らねばならぬ。先を見通せる者と目立たぬ様接触をせねば…」
ビ「僕が父の所へ」
ダ「上々じゃ」
ビルはハリーの肩にポンと手を置き、母親の頬にキスしマントを着て足早に部屋を出て行った。
ダ「ミネルバ、わしの部屋で出来るだけハグリッドに会いたい。それから___もし、来ていただけるようならマダム マクシームも」
ミネルバ先生は頷き、黙って部屋を出て行った。
ダ「ポピー、ムーディ先生の部屋にウィンキーと言う屋敷妖精がひどく落ち込んでいる筈じゃから探して来てくれるか？出来るだけの手を尽くし、厨房へ連れて行っておくれ。ドビーが面倒を見てくれる筈じゃ」
ポンフリーは驚いた様な表情を浮かべ頷き、出て行った。そして、足音が完全に消えるまで待ち再び口を開いた。
ダ「さて、互いに真の姿で認め合うべき時が来た。シリウス、普通の姿に戻ってくれぬか」
大きな黒い犬はダンブルドアを見上げ、一瞬で男の姿に戻った。
モリーは悲鳴を上げ、飛び退いた。
モ「シリウス ブラック！」
ロ「ママ静かにして！大丈夫だから！」
セブは叫びも飛び退きもしなかったが、怒りと恐怖で入り混じった表情を浮かべていた。
セ「奴が何故此処に？」
ダ「わしが招待したのじゃ」
ダンブルドアは交互に2人を見ながら言った。
ダ「セブルス、君もわしの招待じゃ。2人とも信頼しておる。そろそろ昔のいざこざは水に流し、互いに信頼し合うべきじゃ」
シリウスとセブが仲良くするなんて奇跡に近い。
向き合った2人はこれ以上憎しみは無いと言う目で睨み合っているのだから。
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
