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シ「ｯハリー！大丈夫か？」
シリウスは震える手で、部屋に入って来たハリーを椅子に座らせた。
シ「…一体何があったのだ？」
ハリーは憔悴し俯いている。
ダ「___わしから話そうかのう」
椅子に座りながらゆっくりと言った。
ダ「クラウチJrがアラスターに化けていたのじゃ。闇の印を打ち上げたのも、ハリーの名をゴブレッドに入れたのも、クラウチ氏を殺したのも___全て彼じゃ」
シリウス、リーマスは驚き目を見開き、クィリナスは唇を噛み締めた。
ダ「ハリー、迷路の移動キーに触れてから何が起こったのか、わしは知る必要がある」
シ「___ダンブルドア、それは明日の朝まで待てませんか？」
シリウスは片手をハリーの肩の上に置き、強く言った。
シ「酷だ」
ダ「それで救えるのなら」
ダンブルドアは優しく言った。
ダ「魔法の眠りにつかせ、今夜の出来事を考えるのを先延ばしにする事で救えるならば、わしはそうするじゃろう。しかし、そうではないのじゃ。一時的に痛みを麻痺させれば、後になって感じる痛みはもっと酷い」
「君はわしの期待を遥かに超える勇気を示した。もう一度その勇気を示して欲しい。何が起きたのか、わしらに聞かせてくれ」
シリウスは心配そうにハリーを見た。
シ「___ハリー、」
ハリー「___大丈夫、僕、話せる」
ハリーはゆっくりと顔を上げ、口を開いた。
ヴォルデモートを蘇らせた液体から出る火花。
周囲の墓と墓の間から姿現わしする死喰い人。
優勝杯の側に横たわるセドリックの亡骸。
震える声で1つ1つ丁寧に言葉を繋ぐハリー。
ワームテールが短剣で腕を突き刺した話をした時、突然ダンブルドアは立ち上がり、ハリーの腕を取った。
ハリー「僕の血が他の誰よりもあの人を強くするって…僕を守っているものが__僕の母が残してくれたものが___ヴォルデモートにも入るって。その通りでした。ヴォルデモートは僕に触っても傷付かなかった」
ダンブルドアの目から輝きが消えた。
ダ「___ヴォルデモートはその生涯については克服したという訳じゃな」
ヴォルデモートが大鍋からどのように蘇ったのか、死喰い人達への演説、そしてヴォルデモートと決闘した際に杖が繋がり死者が現れた事を話し始めた時、ハリーは言葉を詰まらせた。
無理も無い。死んだ人間が、大切な人が現れたら誰でも___
シリウスはハリーの言葉に首を傾げた。
シ「杖が繋がった？どういう事だ？」
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
