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ハリーは訝しそうに目を細めた。
ハリー「何で？そんな事したら…」
考え込むハリー。
普通に考えればハリーの反応は正しい。
自分がもしハリーの立場だったら絶対断るだろう。
やっぱり一番最初に自分が見つけるしか…
ハリー「分かった。いいよ」
思わぬ返答に私は顔を上げた。
ハリー「Aの言動と行動には必ず意味があるってスカイが言ってたんだ。全て意味があるって。だから今回もそうなんでしょ？」
ハリーは笑みを浮かべた。
クディッチの競技場は面影なく、6メートル程の生垣が周りをぐるりと囲み、正面に隙間が開いていた。
迷路の中は暗く、薄気味悪い。
5分後、スタンドに客が入り始めた。
何百人という生徒が次々に着席し、辺りは興奮した声と大勢の足音で満たされ、演奏も始まった。
演奏が鳴り響く中、私は目を瞑る。
___私が、私が…
セ「珍しく緊張しているのかね？」
隣からする声にそっと目を開いた。
『大丈夫だよ』
セ「___お前が"大丈夫"と言う時は胸騒ぎがする」
『___酷いなぁ、そんなに信用無い？』
セ「…無茶はするなと言ってもするのがお前だ。くれぐれも無事で」
セブはローブを翻しスタンドへと戻って行く。
ダ「集まるのじゃ___何か危険に巻き込まれて助けが必要な時には上空に赤い花火を打ち上げるのじゃ、よろしいかのう？」
ダンブルドアの言葉に選手達は頷いた。
バ「それでは持ち場についてください！」
バクマンの声に私達は其々の入り口の前に立つ。
バ「
魔法で拡声された声がスタンドに響き渡る。
バ「第3課題、そして三大魔法学校対抗試合最後の課題がまもなく始まります！出場するメンバーを再度ご紹介致しましょう___ホグワーツ魔法学校からはセドリック ディゴリー！A スリザリン！ハリー ポッター！」
大歓声と拍手に驚いた鳥達が、暮れかかった空にバタバタと飛び上がった。
バ「ダームストラング専門学校から、ビクトール クラム！そしてボーバトンアカデミーからはフラー デラクール！以上5名の選手が出場します」
___いよいよだ
深呼吸をし、気持ちを鎮める。
私なら出来る___私なら___
パンっと合図がなり、私達代表選手は一斉に迷路に入った。
徐々に演奏の音が聞こえなくなり、静寂が訪れた。
『___
掌に乗った杖がクルリと向きを変えた。
___中心はこっちね
分かれ道を右に進み、走り始めた。
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
