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ハリー「あの___どうして、僕の傷痕は痛んだのでしょう？」
ダンブルドアは一瞬、じっとハリーを見つめ口を開いた。
ダ「1つの仮説じゃが、仮説に過ぎんが…わしの考えでは、君の傷痕が痛むのはヴォルデモート卿が近くにいる時もしくは極めて強烈な憎しみに駆られてる時じゃろう」
ハリー「でも…どうして？」
ダ「それは君とヴォルデモートがかけ損ねた呪いを通して繋がっているからじゃ」
ハリー「___僕が生き残った、から？」
ダンブルドアは静かに頷いた。
ハリー「では先生は…あの夢が本当に…起こったと？」
ダ「その可能性はある___寧ろその可能性が高い」
ハリー「あの人が強くなってきたとお考えですか？」
ダ「___ヴォルデモートが、かね？」
ダンブルドアは鋭い瞳でハリーを見た。
あの瞳は全てを見透かしているような気がして私は苦手だ。
ダ「___これも仮説に過ぎんが…ヴォルデモートが権力の座に登り詰めていたあの時代、色々な者が姿を消した」
『アルバニアで行方不明になったバーサ、ホグワーツ敷地内で行方不明クラウチ氏、そして__ヴォルデモートの父親が育った村に住んでいるマグル__ですか？』
ダ「___Aはマグルの新聞も読んでいるのじゃな？」
『…まぁ、はい』
自分達のニュースがいつか載るかも知れないから、なんて言えない。
ハリーは物珍しそうに私を見た。
ダ「わしにはどうも関係性があるように思えてのう___魔法省は賛成せんが…」
ハリー「最後にもう1つお聞きしても良いでしょうか？」
ダ「なんじゃね、ハリー」
ハリー「その…スネイプ先生は本当にヴォルデモートに従うのをやめたとお考えですか？」
ダンブルドアはハリーの食い入るような眼差しを数秒間じっと受け止めていた。
そして口を開いた。
ダ「それはのう、ハリー。スネイプ先生とわしの問題じゃ」
キッパリと言った。
ハリー「___Aはスネイプ先生が死喰い人だったって知ってるの？」
知っててセブに接してるのか？そう言っているように聞こえた。
『勿論知ってるよ』
ハリー「Aは…どう思う？」
『___私は、』
ダ「それもAとスネイプ先生の問題じゃ」
暫くの沈黙の後、ダンブルドアに促されハリーは校長室から出て行った。
ダ「___A、聞いても良いかのう？そろそろ___時が来ると？」
私は正直に頷いた、頷くほか無かった。
ダンブルドアはそうか、と言い、"憂いの篩"にそっと記憶を入れた。
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チキン(プロフ) - こぐま☆にゃんこさん» ありがとうございます（ ; ; ）！そう仰って頂けて嬉しいです(*´-`)今後も何卒宜しくお願い致します！！ (2021年2月8日 17時) (
レス) id: 55e10b36fe (このIDを非表示/違反報告)
こぐま☆にゃんこ(プロフ) - 面白い作品で夢中で読ませて頂いております！二人の恋が、どうか最後には幸せになることを天に祈ってしまうほどに、気持ちが入ってしまうほどの作品でした！これからの続きも楽しみにしております！ (2021年2月8日 2時) (レス) id: e3cd7b0c38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2020年12月30日 1時
