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私が吐き捨てるように言うと、
勢いよく顔を上げて今度は困った顔をする。

表情がコロコロ変わって忙しい。


あ「おもっ……、てないけど…」

「けど?」

あ「不安なんです…」


下を向いて涙が溢れそうな顔をする。
私より10センチ以上も背が高いから
そんな顔も全部見えちゃってるんだけど。

んもー…、愛おしい!!


「だから今日1日不機嫌だったの?」

あ「え?」

「マロンさんからあっちゃんが不機嫌って
 情報入ってまーす」

あ「……まじで、笑」

「どうなの?」

あ「…そう、なんですかね?」

「ふっ、ばかなの?笑」

あ「あ!バカって言った!!」

「ばーか。早く手洗ってきて。」


胸をポンっと叩いてリビングに向かう。
背後からぶつくさと文句を言ってる声が聞こえるけど
そんなの知らんぷり。


台所で料理の続きに取り掛かる。
と言っても、もう出来てるから盛り付けるだけ。

手洗いが終わったあっちゃんは
荷物を片付けながら「バカって言った方がバカ」とか
小学生みたいなことを言いながら
こっちを睨みつけている。


「出来たよ〜」

あ「……はぁい、」


テーブルに料理を並べながらあっちゃんを呼ぶ。
まだ不満そうな声の彼は
足を引きずりながら歩いて椅子にたどり着く。


あ「…ぉわっ!からあげ!」

「からあげって言ったじゃん。笑」

あ「うまそー…」

「でしょ〜」


私も椅子に座って向かい合う。
ニッコニコの笑顔のあっちゃんは両手を合わせている。
もう機嫌戻ったのね。


あ「いただきます!」

「いただきます」

あ「うまっ!」

「野菜も食べてね〜」

あ「うん!!」


口いっぱいにご飯を詰め込んで、
幸せそうに笑う。

さっきまでの彼はどこにいったのか、
聞きたいけど聞いたらまた不機嫌になりそうだから
黙っとこ。

ご飯を食べ終えてからも
ご機嫌な雰囲気なまま過ごす。


あ「さくら〜、一緒に寝よ〜!」

__03→←▶︎犬系彼氏(赤)



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設定タグ:リアルアキバボーイズ , あるえび , RAB   
作品ジャンル:恋愛
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ムぺム(プロフ) - 分かりました。(`・ω・´)ゞ さくらさんの作品を毎日読んでいい作品ばっかりでどれが1番か決められないぐらいいい作品を書いてくれてありがとう🥰🥰🥰 今後ともいい作品を書いて下さい応援しています。💖 (10月8日 10時) (レス) id: 61713ba595 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ムぺムさん» 考えておきます!😊 (10月8日 9時) (レス) id: ac1443d648 (このIDを非表示/違反報告)
ムぺム(プロフ) - 分かりました。ではムラトミさんの一目惚れを書いていただけないでしょうか❓ (10月7日 22時) (レス) id: 61713ba595 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ムぺムさん» リクエストありがとうございます😊!一応夢主の設定はマネージャーで固定してるのでご希望に添えられません。気まぐれで別設定で書くこともあると思いますが…😰 リクエストも細かい設定があると書きにくいのでざっくりだと助かります… (10月7日 21時) (レス) id: ac1443d648 (このIDを非表示/違反報告)
ムぺム(プロフ) - マロンさんに妹【夢主】が居てメンバーに紹介をする。ムラトミさんが一目惚れをするこんなお話を書いていただけないでしょうか・ 【長編集、短編集】どちらでもいいです。 (10月6日 20時) (レス) id: 61713ba595 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるさ | 作成日時:2023年1月25日 2時

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