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しばらくうずくまってると、
スタジオの外から足音が聞こえて顔を上げると
勢いよく扉があいた。
と「さくらちゃん……っ！」
顔だけあげると、
とぅーし君が息を切らして立っている。
「………どうしたんですか？」
と「これ……」
相も変わらず可愛げのない私に
背中に隠してあった右手を差し出す。
手の中には缶のブラックコーヒー。
「えっと……、」
と「俺が悪いんだよね、きっと。
ごめんね…仲直りしよ……？」
目をきゅっと瞑り、震えた手でコーヒーを突きつける。
そんな彼が猛烈に愛おしく感じる。
「ごめんなさい…、私が悪いんです…」
と「え…？」
「やきもち…やいちゃっただけです…」
とぅーし君の手からコーヒーを受け取って
両手で包んで俯く。
と「やきもちって…？誰に？」
「……………メイクさん、」
意を決して伝えて顔をあげると、
ニヤニヤした顔の彼が立っていた。
「…なに、」
と「いや？ 可愛いなぁって」
口元を手で押さえてニヤニヤを隠すけど
目が笑っている。
こっちは真剣に悩んでたのに…
「…かわいくないです」
と「ほら見て」
ぶっきらぼうに返事をすると、
とぅーし君に肩を掴まれて
そのまま後ろから抱きつかれる。
顔を上げると目の前の大きな鏡に
私ととぅーし君が映っている。
と「俺の彼女、かわいいでしょ？」
「…全然かわいくないっ」
と「ほっぺムニムニでかわいいしー
目もうるうるしててかわいいー」
後ろからほっぺを指でツンツンして、
鏡越しに私の表情を見て笑っている。
こういうストレートなことを言えるとこ
とぅーし君らしくて好き。
思わず笑みが溢れると、彼の顔も明るくなる。
と「拗ねてる顔もかわいいけど
笑った顔が1番かわいい！」
私の頭の上に顔を乗せると、ワハハと大きく笑う。
なんか不安になってた自分が馬鹿みたい。
と「仲直り、する？」
「…する、」
と「よしっ！じゃあ仲直りのチュー！」
背後から私の前に移動すると、
両手で私の頬を包んで上を向かされる。
目を瞑って触れるだけのキスをすると、
強く抱きしめられる。
と「俺の彼女はさくらちゃんしかありえないから
安心してね」
それでもやっぱり安心なんかできないけど、
私の彼氏もとぅーし君しかありえないです。
「やきもち(水)」 end
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ムぺム(プロフ) - 分かりました。(｀･ω･´)ゞ さくらさんの作品を毎日読んでいい作品ばっかりでどれが1番か決められないぐらいいい作品を書いてくれてありがとう🥰🥰🥰 今後ともいい作品を書いて下さい応援しています。💖 (10月8日 10時) (
レス) id: 61713ba595 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ムぺムさん» 考えておきます！😊 (10月8日 9時) (レス) id: ac1443d648 (このIDを非表示/違反報告)
ムぺム(プロフ) - 分かりました。ではムラトミさんの一目惚れを書いていただけないでしょうか❓ (10月7日 22時) (レス) id: 61713ba595 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - ムぺムさん» リクエストありがとうございます😊！一応夢主の設定はマネージャーで固定してるのでご希望に添えられません。気まぐれで別設定で書くこともあると思いますが…😰 リクエストも細かい設定があると書きにくいのでざっくりだと助かります… (10月7日 21時) (レス) id: ac1443d648 (このIDを非表示/違反報告)
ムぺム(プロフ) - マロンさんに妹【夢主】が居てメンバーに紹介をする。ムラトミさんが一目惚れをするこんなお話を書いていただけないでしょうか・ 【長編集、短編集】どちらでもいいです。 (10月6日 20時) (レス) id: 61713ba595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まるさ | 作成日時：2023年1月25日 2時
