__恋する ver.2

▶︎愛してるゲーム__01 ページ2

_


ド「愛してるゲームしよ！」


飲み会の後半、
ラストオーダーも注文し終えたタイミングで
ドラさんの大きな声。


ネ「なんでしたっけ、それ」

ド「愛してるって言い合ってにやけたら負けってやつ！」

ゾ「いいっすね！やりましょー！」

と「男同士でやるのキツくないっすか？笑」

ム「うん！俺も却下！」

あ「じゃあ、さくらに言って照れさせる？」

ネ「あーいいかも」

と「さくらちゃんのニヤけ顔見たい…」

ド「じゃあさくらがにやけたら勝ちにしよ！」

ム「たのしそう！」


＊ ＊ ＊



ド「てことで、さくらー？どこー？」

同僚達と飲んでいるとドラさんの声。

「はぁい、」

スクって立ち上がると一瞬頭がぐらんってした。
お酒回ってきたなぁ。


ド「ちょっとこっちきて」

手招きされた方に歩き出すと、
メンバー達は異様にニヤニヤしている。
また何か悪巧みでもしてるのかな。


ド「ここ座って。」


ネスさんが座ってた角の席に座らされる。
何が始まるんだろ。


ド「じゃー今から！愛してるゲーム、やりまぁす！」

「愛してるゲーム…？」

ド「愛してるって言ってにやけたら負けってやつ」

「はぁ…、やればいいんですか？」

ド「お、余裕そうだね。
　 じゃあ1人ずつ対戦してもらおうかな♪」



そう言うと、周りをキョロキョロ見渡す。

愛してるって言うゲームってなに…
どう楽しむゲームなの。笑


ゲームの存在を知らなかった私は
このゲームの恐ろしさをまだわかってなかった。

__02→←▶︎設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す