検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:383,407 hit

ページ4

.









あの日から紫耀とは、一緒にに学校に行くことも帰ることもなくなった。
休み時間にわたしのところに来ることもなくなった。

だけど、紫耀は家に帰ってくると必ずわたしの部屋に来た。


話の内容は彼女のことばかりで、
最初は聞いてるのが辛かった。

でも紫耀と少しでも一緒にいられるならそれでもよかった。



だけど数ヶ月経つとわたしの部屋に来ることもなくなって、
LINEを交換してからずっと続いてた会話も少なくなった。



学校で会えば話すことはあったけど
隣にはいつも彼女がいた。





そして、もうすぐ夏休み。




勇太「A、花火大会一緒に行かない?」




毎年紫耀と行っていた隣町の花火大会

いつも紫耀から誘ってくれたけど、
もちろん今年は誘われなかった。




勇太「廉が夏休みこっちに戻ってくんだって。だから3人でどう?」

「廉が?」



中学生の時、いつも紫耀と廉とジンくんといた。
その中の廉が中学を卒業してすぐ大阪に引っ越した。


久しぶりに会えるのは嬉しかった。




「行きたい。」

勇太「お!じゃあ決まりな。浴衣姿楽しみにしてるよ。」

「うん。」




そう言ってジンくんは友達のところへ行ってしまった。






.






花火大会当日


去年と同じ浴衣を着た。
髪の毛はいつもお母さんがやってくれた。


紫耀はいつもわたしの浴衣姿を見て
かわいいね、似合ってる
と言ってくれた。






支度が出来て家を出るまで少し時間があった。
その間も紫耀を思い出していた。


きっと彼女と行くんだろう。
もし会ったら、会えたら、
今までみたいに かわいいね、似合ってる って言ってくれるかな。

なんて淡い期待を抱いていた。






母「A、廉くんが来てるわよ。」

「えっ?」





玄関を開けると3年ぶりに見る廉の姿があった。





廉「久しぶり、A。」

「久しぶり。」

廉「もう支度出来てる?」

「うん。」

廉「じゃあ駅まで一緒に行こうや。」






廉とジンくんとは駅で待ち合わせの約束だったのに、
廉が迎えに来てくれた。









.

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (712 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1734人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉、神宮寺勇太 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

れお(プロフ) - 完結おめでとうございます!!主人公ちゃんの恋が実ってよかったです!!特に夏祭りのシーンが1番好きでした!! (2020年7月17日 23時) (レス) id: d4f299bb85 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - おめでとうございます!とっても読むの楽しかったです! (2020年7月17日 23時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 完結おめでとうございます!毎回キュンキュンさせてもらっていました…!主人公ちゃんが離れてからの紫耀くんサイドとか書くつもりはないですか…?別れ方とか経緯とか知りたいです!あと良ければアナザーストーリーも読んでみたいです!! (2020年7月17日 20時) (レス) id: 22f4b229dc (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - んあー……続きが気になりますッ! (2020年7月5日 0時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 紫耀くんとのハッピーエンドが見たいです!更新楽しみにしています! (2020年6月26日 9時) (レス) id: 7f99bf756c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コビト | 作成日時:2020年6月14日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。