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廉「 なーあ、起きろや 」
紫「 むり……あとごふん… 」
廉「 寝返り多すぎ…なんでこんなシーツ崩れるん 」
廉「 朝飯抜きでもええんやね? 」
紫「 …だめ…起きる… 」
うちの恋人くんは、朝も弱ければ寝返りが多いことで有名。
朝が弱いのは100歩譲ってええとして、寝返りがほんまに多い。
割と大きいベッドのはずやのに俺が起きたらピッタリくっついとるし、動き回るからシーツもすぐシワシワになる。
紫「 …だって、廉とくっついてたいんだもん 」
なんて言われてしまえば許してしまう俺も大概。
直して欲しいはずやのに、何処か物足りなさを覚える。
そんな所も紫耀らしいと思えば幸せだ。
紫「 ね、廉 」
廉「 ん? 」
紫「 お昼さ、焼肉行こうよ。廉が好きなところ 」
廉「 っ!ほんま!? 」
紫「 うん。ほんま笑 だから朝食べないでお腹空かせとこ。 」
廉「 やったぁ!しょおありがとぉ! 」
俺第1で動いてくれる所も、料理が上手いところも、
車を運転する横顔がかっこいい所も、性格が男らしい所も、全部全部しょおの好きなところ。
やから、俺はずっと、しょおの全てを抱きしめて離さない。
まあ、そんなことしなくてもしょおが離さないやろうけど。
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作者名:ぴの | 作成日時:2023年8月26日 9時