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東京にも珍しく雪が降った1月の26日。
俺の誕生日としょおの誕生日のちょうど真ん中のこの日は、毎年お互いの誕生日パーティーをする。
朝少しだけ早く起きて、ネットでケーキを見て買いに行って、100均で飾り付けも少し買う。
芸術センスのない俺たちがあーだこーだ言いながら割とガチでやる飾り付けはまあまあ楽しい笑
飾り付けが終わって少しゆっくりしたら、恒例のプレゼント交換会。
廉「 デカすぎん？ 」
紫「 あれもこれもあげたいって思ってたら 」
廉「 …わぁ、これ、、 」
紫「 この前表参道歩いてたらそれ見た時目キラキラしてたから笑 分かりやすすぎ 」
廉「 めっちゃ嬉しい…！ありがとぉ、！ 」
沢山のプレゼントに埋もれて気づかなかったけど、めっちゃ丁寧に梱包されてる最後のプレゼント。
紫「 …ふふ、中開けてみて？ 」
イタズラに笑ってるからしょーもないもんやろって思ってた。
廉「 …え、？ 」
紫「 本来は認められないし、廉はこれ以上の関係なんて望んでないかもしれないけど… 」
紫「 結婚してください 」
ああ、ただでさえしょおで満たされている心が、もっともっとしょおの色に染まっていく。
廉「 ……俺でええの？ 」
紫「 うん。廉じゃなきゃダメなの 」
廉「 子供も無理やで？ 」
紫「 廉がいればそれでいい。 」
廉「 しょお、俺の誕プレも開けてみて？ 」
紫「 これ？んー……あ。 」
廉「 俺も、同じこと言おうと思ってた 」
紫「 じゃあ… 」
廉「 よろしくお願いしますっ 」
紫「 ほんとに？？嘘じゃない？ 」
廉「 嘘やないわ。わざわざ指輪なんて買わんし 」
紫「 ねぇほんとに？俺今世界で一番幸せ 」
廉「 いっっっつも、しょおの方が先にやりよるから今回こそはって思ったのに 」
紫「 んふ、ごめんね笑 」
廉「 …え、じゃあしょおは旦那さん？奥さん？ 」
紫「 廉が奥さんに決まってるでしょ。大人しく俺に守られてればいいの。お姫様。 」
廉「 んふふ、せやな。 」
廉「 じゃあ、指輪はめてや。王子様。 」
紫「 もちろん。一応廉も王子様だけどね笑 」
せや。俺やってKingやし。
.
紫「 廉指ほっそ 」
廉「 折るなよ 」
紫「 うん頑張る 」
廉「 俺とサイズ全然ちゃうやん 」
紫「 手が小さくて可愛い彼女さんなんですねって言われたからはいそうですって返した 」
廉「 ばーか。 」
今、お互いの左手に輝く世界で1番の宝物。
これからもずっと、一緒やで、紫耀。
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作者名：ぴの | 作成日時：2023年8月26日 9時
