01 ページ2
ren
日差しが眩しい朝。今日も、大好きな恋人の隣で目が覚める。
紫「 ……おはよう 」
廉「 おひゃよ 」
そんな恋人の両手は、俺の頬に置かれている。
毎日の恒例なんやけど、未だに謎。なんで置くんやろ
紫「 …んー…れん…? 」
廉「 ん? 」
紫「 …こっち、来て 」
眠そうな、幼い顔でそう俺の事を呼ぶ。
傍に行ってハグをする。それが俺たちの朝の始まり。
紫「 あー幸せっ。リビング行こ。 」
手を引かれてリビングに行って、今日の朝ご飯当番は俺だったことを思い出す。
それを知っていた紫耀は、パッと手を離してソファーに座ってニュースを見始めた。
ニュースの音を聞きながら、簡単にご飯を作る。
紫「 …ふふっ、れーーーん 」
廉「 なにしょお 」
紫「 なんでもなーい 」
チラチラこっちを見ると思ったらただ俺の名前を呼んだだけ。ほぼ毎日やっとるけど何が楽しいんやろ。
出来たでーとご飯を運ぶと、俺のソファーの定位置であるL字の角に座ってる紫耀。
廉「 もぉ、また俺のとこ座っとる 」
紫「 えへっ、いいじゃんいいじゃん 」
そんななんてことない日常やけど、かまって欲しいしょおも、ゆっくり過ぎていく朝の時間も、愛しさで溢れている。
ちょっと溢れすぎて困るけどな。
154人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴの | 作成日時:2023年8月26日 9時