深澤センパイの思惑通り。②［紫］ (ページ10)

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▽あなたside

目が覚めると6時半すぎ。ぱっと辺りを見渡すとめぐの姿が見当たらなくて、ベットか起き上がってリビングへ行けば、テレビをつけて既に着替えていた。

目「あ、おはよ。」

『おはよ、めぐ、もう出るの？』

目「うん、今日の会議の資料の確認とか色々しないといけなくて。だからもう出るよ。鍵、渡しとくから締めといて。昼休み、飯一緒に食いに行こ。また連絡するわ、行ってきまーす」

『え、ちょ、』

つらつらと並べられる言葉に反論なんてできず、全部決定事項らしい。反射的に行ってらっしゃいとだけ言って、めぐを送り出した。

とりあえず身なり整えて一旦家、帰ろ。

昨日のスーツにまた腕を通して、電車で１回自宅に戻って朝食採って、服替えてメイクや髪を整えていたらあっという間に家を出る時間になってて、慌てて家を飛び出した。

····· 慌てすぎて深澤さんのことを考えるのは忘れていたけれど。