伍拾漆.敵の攻撃 ページ12
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風柱の警備に同行した。
来るなと何度も言われたが私が風柱の腕を掴んで頑なに離そうとしないのを見て、溜息を吐いていた。
柱の警備担当地区は広い。
一日で何度も違う地区を回る。
時刻はとうに零時を回っていた。
その時突然、糸のような風が吹いた。
その風と共に血の匂い。
「おい 俺の間合いから離れるんじゃねぇぞォ」
風柱が立ち止まる。
何か、おかしい。
音がしない。
風が吹いているのに風の音がしないのだ。
けれど
匂いがした。
__ドォォンッッ__
轟音と共に土煙が舞った。
私達が立っていた場所が、地面ごと粉砕している。
私の体は風柱に担がれ、空を飛んでいた。
恐らく敵の攻撃に瞬時に気づいた風柱が私の体を担ぎ、地面を蹴って避けてくれたのだろう。
「風柱ッ...これは」
「はッ 向こうからお出ましたァ手間が省けたぜェ!!」
土煙の中に影が一つ。
それは、人の形をしていなかった。
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とく(プロフ) - とても面白いです!続き待ってます! (7月20日 19時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - とても感動しました。続きお願いします! (2020年3月21日 22時) (レス) id: 267821d46f (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - 続き楽しみにしてます!応援してます!! (2019年9月6日 20時) (レス) id: 9e76d01d1a (このIDを非表示/違反報告)
笑陽(プロフ) - 続きが気になります!! 更新待ってます!!!!!!!!!!!!! (2019年8月11日 1時) (レス) id: f0261dc739 (このIDを非表示/違反報告)
純(仮) - 続き凄い気になります (2019年7月24日 17時) (レス) id: b6bc3c9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年5月15日 0時