25 ページ25
勝ち誇った笑みを浮かべると教授は深く溜息を吐いた。
セ「諸君、何故ノートに書きとらんのだ？」
___実はこれ、大事な伏線なんだよな
セ「ポッターの無礼な態度でグリフィンドール1点減点____それと、Aの回答に50点」
グリフィンドール生が騒つき、明らかに憎悪を含んだ視線を感じる。
セ「だが___Aの無礼な態度に50点減点だ」
____まさか、
初日に言っていたこと本当にやりやがった…。
教授は勝ち誇った笑みを浮かべた。
初調合はおできを治す簡単な薬。
えいちゃんと私でペアを組み、1番乗りで調合を終え暇を持て余していた。
エ「なぁ、スネイプからAって呼ばれてるんだな」
私だけ、ファーストネームということが気になったらしい。
『そうだな〜皆より仲が良いからかな』
戯けて言うとえいちゃんは笑った。
____この授業でイベントって言ったら
ネビルに目を向けると鍋に針の山を入れた所だった。
大鍋が割れる前にローブで覆い、何とかネビルが薬を浴びる事を防げた。
___私の足を除いて
『山嵐の針は大鍋を火から下ろした後！』
ネ「___あ、ありがとうA」
『怪我人ゼロ！防げてよかった』
セ「バカ者！何をしているんだ！」
教授に叱られるネビルを横目に私はえいちゃんの隣に戻った。
エ「流石じゃんA」
『___未来を知ってるからこそ防がなくちゃ』
セ「___A授業後残れ」
不安そうな表情を浮かべるとえいちゃんは頭をポンポンとしてくれた。
______
Severus side
授業が終わり生徒が教室を出ていくのを待つ。
『あの〜？』
全員いなくなりAが口を開いた。
セ「何が怪我人ゼロだ、足を出せ」
我輩が気付かないとでも思ったのか。
渋るAの足を掴みローブをまくるとおできが痛々しく真っ赤に膨らんでいた。
___よく1時間も何食わぬ顔で耐えていたな
軟膏を取り出し塗るとAの顔が歪んだ。
セ「何故自分を犠牲にしてまで守る？況してや他の寮生だ」
するとAは妖麗な笑みを浮かべた。
『怪我しそうだったら助ける、普通のことですよね？私だけが犠牲になれば良いんです、皆が無事なら』
セ「答えになっていない」
『私はハリーを守れればそれで良いんです』
ハッとして顔を上げるとAは真っ直ぐ私の目を見ていた。
全てを見透かしているような綺麗な緑目。
気を緩めると引き込まれてしまうくらい綺麗な緑目。
『じゃ、ありがとうございました！』
セ「___ｯおい！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チキン(プロフ) - いなさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*´-`)今後も続いていくので是非見守って頂けると嬉しいです！ (2019年7月14日 10時) (
レス) id: 35a9e5ba09 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高の組み合わせです！！！私も同じくハリーポッターとアバンティーズが好きなんです♪ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 07d4747a8f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チキン | 作成日時：2019年6月27日 11時
