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待ちに待った金曜日。
いよいよ今日は魔法薬学の初授業。
変身術以外、そんなにテンションが上がる授業もなく詰め込んだ知識で得点を荒稼ぎしていた。
エ「___笑み漏れすぎだろお前」
ド「わかりやすい人間も居るんだな」
後ろでコソコソ会話する2人の声も今日は気にならなかった。
魔法薬学の教室に入り、ぐるりと見回した。
『___ハリー隣座っても良い？』
スリザリン生もグリフィンドール生も唖然としている。
ハリー「え、でもA__スリザリン__」
『折角合同授業なんだから他寮と交流深めないと損だもん』
本当の事をいうと、寮の見事な分かれっぷりに少し腹が立っていた。
ﾊﾞﾝｯ
扉が勢いよく開き、教授が教室に入ってきた。
___キタキタキタ
他の先生と同様授業前に出席を秒で終わらすかと思いきや、教授はハリーの名前で止まった。
セ「あぁ、左様__ハリーポッター、我らの新しいースター」
スリザリン生は冷やかすように笑った。
セ「そして___その隣はA・スリザリン…A姫とお呼びした方がよろしいかね？」
___は？なんで私にも突っかかるんだ？
益々スリザリン生は笑う。
教授を睨むと鼻で笑われた。
セ「このクラスでは、魔法薬調剤の微妙な科学と厳密な芸術を学ぶ____ポッター！」
始まるぞあの名シーン！
セ「アスフォルデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか？」
ハリー「わかりません」
セ「チッチッチ___有名なだけではどうにもならんらしい」
教授と同時に口パクで暗唱していると、それに気付いたロンが肩を震わせて必死に耐えていた。
セ「ベアゾール石を見つけてこいと言われたら、何処を探すかね？」
ハリー「わかりません」
セ「モンクスフードとウルフスベーンとの違いはなんだね？」
ハリー「わかりません」
ニヤニヤしていると教授が私を睨んだ。
ハリー「ハーマイオニーがわかってると思いますから___」
セ「A答えろ」
___ほぉん、そうきたか
『質問なんでしたっけ？』
おちゃらけた私と眉の吊り上がった教授。
セ「Msスリザリン？」
___降参だ
『___アスフォデルとニガヨモギを合わせると眠り薬となり、あまりにも強力なため''生ける屍の水薬''とも言われています』
『ベゾアール石は山羊の胃の中から取り出せ、大抵の薬に対する解毒剤になります』
『モンクスフードとウルフスベーンは同じ植物、アコナイトといってトリカブトのことです』
教室は静まり返った。
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チキン(プロフ) - いなさん» コメントありがとうございます！嬉しいです(*´-`)今後も続いていくので是非見守って頂けると嬉しいです！ (2019年7月14日 10時) (
レス) id: 35a9e5ba09 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 最高の組み合わせです！！！私も同じくハリーポッターとアバンティーズが好きなんです♪ (2019年7月14日 10時) (レス) id: 07d4747a8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チキン | 作成日時：2019年6月27日 11時
