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001. トモダチ以上コイビト未満 - 1 ページ1
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( しめかけ りゅうや くん )
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―――― どれくらいこうしていたのだろう。
左に首を傾ければ、カーテンから薄暗く日が
漏れている。
きっともう、お別れの時間が来たのだろう。
「 …りゅうや、 」
右にいる貴方の名前を呼べば、彼は
「 んんう… 」と少し甘めな声を
漏らして、私のほうへ寝返りを打つ。
「 すきだよ 」
今しか言えない、このコトバ。
「 愛してる 」
バイバイなんてやだよ、いつまでも
ずっと貴方の隣で笑っていたいの。
…心の中ではそう思ってても、実際に
そんなこと、彼に言えるわけがない。
「 つぎはいつシてくれるの…？ 」
だって彼と私は、〝 カラダだけ 〟の
お付き合い。
私達ふたりに、〝 恋愛感情 〟なんて
芽生えてはいけないの。
それなのに、私は――――。
「 …ほんっと、ばか 」
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作者名：ももち | 作成日時：2015年8月29日 18時
