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どことなく甘い香りが漂う部屋に入れば
1人がけのソファに、小さなテーブル
そして、部屋の中央にダブルベッド
手『疲れたね、座っていいよ』
ぽつんと立ちすくむ君にそう告げると
ゆっくりとベッドに腰掛ける君
手『ふは、ベッドなんだ』
『っ、え..だめだった？』
慌てて立ち上がろうとする君の肩を押して
強引に腰を降ろさせる
手『駄目じゃねえよ』
積極的だな、って思っただけ
そう君に顔を寄せて悪戯に呟けば
案の定すぐに頬を赤らめて視線を外す
「っ、そんなことない..」
手『ごーめんって、冗談(笑)』
許して、って君の柔らかい髪を撫でて
頬にキスを落とす
きゅっと目を瞑って口付けを受ける君に
俺は呆気なく、全てを求めたんだ。
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作者名：るあさん | 作成日時：2017年9月9日 10時
