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〔 A〜? 大貴が来てるんだけど 、 〕
わたしが泣き止むまで それ以上は何も言わずに 、
側に居てくれた山田くん。
下から聞こえて来た おかあさんの声に 、
そっとわたしの側から離れた。
『 ……言わなくっちゃね 、
おめでとう 、 って。
…山田くん 見守っててくれるかな? 』
誰かに見ててもらわないと 言えない気がして。
山田くんにこんなことを 頼むのはおかしいかもしれない
って思ったけど。 気持ちを伝えたりしてしまわないように
今言わないといけないって思ったの。
〈 …無理してない? 〉
『 優しいね 、 山田くんは ホントに。
……平気だよ 、 大貴に部屋来てもらうね? 』
〈 わかった 〉
『 上上がって来てって伝えて 』
扉を開けて そう一言言えば 、
しばらくして 足音が聞こえて来た。
…もう 、 この足音を聞くこともなくなるかもしれない。
そう思うと 泣きそうになったけれど 、
グッと堪えた。
そして 、 ガチャリと ドアが開いて 、
大貴が顔を出した。
「 …よう 、 」
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名取有颯@年中dr期(プロフ) - 失礼します .. ! この 作品 の 大貴くん ものすごく 私 の 好み で つい コ メ ン ト させて いただきます ! 他 も 愛琉さん の 作品 を 愛読させて いただいて いるのですが 、お話 の 雰囲気 が 可愛くて 大好きです ! 更新 頑張ってください ! (2019年9月30日 20時) (レス) id: ac0bcb4ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛 琉 . | 作成日時:2019年9月13日 14時