永遠時計〜僕がいる〜"3"

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「今年は去年のように
雪は降らないかもしれないですね〜」



「あ〜、じゃあやっぱりホワイトクリスマスは
厳しいんですか？」



「ん〜……
今後に期待です(笑)」



「ですね(笑)
以上、天気予報でした。」









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夕暮れ時、

俺は台所で夕食の準備をしていて

Aはソファで横になっていた。









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あ「裕太ー」









「ん〜？」









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テレビを見る後姿、





背中が小さくて

一瞬にして消えてしまいそうだ。









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あ「クリスマス、

雪……、降んないってー」









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ぎこちないしゃべり方で、

でも前のように俺と接しようとする気持ちが

痛いくらい伝わってくる。









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「そっか……、」









あ「見たいな、

雪、今年も。。。」









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独り言のように

ぼそっと呟いた声。









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その切ない声を聞いて

胸が痛かったけど、




こんな俺、

きっとAは好きじゃないから









話をそらした。









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「ココア入れるよ、」
あ「裕太、」









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俺の言葉を遮るように

言葉を重ねるA。









目線を移せば

前を向いたまんま。









「どうしたの？」









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