永遠時計〜僕がいる〜"3"

117(あなたSIDE) ページ19

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「ゆ、うた。」









玉「ん？」









「………手、、、


繋いで、」









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震えた手、


裕太の大きな手が重なった。









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「…あった、かい(笑)」









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手を繋いだだけで泣いちゃうなんて。







理由もなく流れる涙と

思ったように動いてくれない体に







なんか、自分の未熟さを知って

裕太の温もりが

悲しくなった。。。









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玉「今年は雪、


降るかな、」









「……え、」









突然、

窓を見ながらそう言った裕太。









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玉「俺ね、冬とか雪とか

好きじゃなかったんだ。







でも、Aに出会ったあの日から

変わった。









今日は雪降るかな。


そしたらバイト先に、凍えながら

あの子が来てココア頼んでくれるんじゃないかな。



って、そんなことずっと思ってて(笑)」









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裕太は照れくさそうに、

鼻を触りながら話す。









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玉「今年も。

冬が待ち遠しんだ。」









「……な、んで…。」









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玉「Aにもらった手袋、

早くつけたいから(笑)」









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ニヒって笑う笑顔に


裕太の言った言葉に









凄くなんか

救われた気がして。。。









「ゆ、うた……。」









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さっき自分が思ってたこと、

情けなくなりそう。









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いつも裕太に助けてもらってるな、って

ありがとう、そう言えば


フフって涙を優しくぬぐってくれた。









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